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2017/01/31

【MFS】MFSレポート「マイナス金利下の住宅ローン借り換えと基準金利引き下げ状況について」

| by:ウェブ管理者
フィンテックを活用した住宅ローンコンサルティングサービスを提供する株式会社MFS(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO 中山田 明、以下「MFS」)は、マイナス金利導入1年の振り返りとして「モゲチェック」(※)ユーザー2万名分のローン情報を分析しました。その結果、マイナス金利導入によって実現された金利削減効果が限定的であることが分かりました。
*住宅ローンを借り換えた場合の借り換えメリット額を算出し、銀行のランキングを表示するアプリ

【ハイライト】
・マイナス金利導入後の急速な金利低下によって、住宅ローン債務者が住宅ローン借り換えによって享受できうる潜在的な金利削減額は約9兆円と見積もられる。

・一方、実際に行われた借り換えもしくは基準金利引き下げによる金利削減額は約4,400億円と見積もられ、潜在的な金利削減額のうち5%しか実現されていない。


【潜在的な金利削減額は9兆円】
 マイナス金利導入後、借り換えの適用金利は、変動金利で約0.1%、全期間固定では約0.5%下がりました。残高2,500万円、残り期間30年をモデルケースとして、この金利低下が総返済額をいくら引き下げる効果があるかを試算した結果、平均74万円と計算されました。住宅ローン債務者は全国に1,200万人いるため、マイナス金利導入によって約9兆円(1,200万人×74万円)の金利削減余地が生じたと仮定できます。

借り換え及び基準金利引き下げによる金利削減は限定的
 住宅ローン債務者がマイナス金利の恩恵を受ける方法には、①借り換え②基準金利引き下げの2つがあります。「モゲチェック」ユーザーの分析結果から、実際に削減された金利は①と②あわせて約4,400億円と試算されます(表1)。これは住宅ローン債務者全体の潜在削減額9兆円の約5%となります(グラフ1)。約5%に留まっている理由は「借り換えを行うユーザーが少ない」「基準金利を引き下げた銀行が少なく、全国120銀行のうち5銀行のみ(表2)」の2つです。


原文はこちら
http://www.mortgagefss.jp/pressrelease/380/

18:06 | IT:一般
 

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