ノルウェーはキャッシュレス社会の先頭を走っている国であり、World Economic Forum の2015年の報告書では「世界でもっともデジタルインフラストラクチャーの進んだ国」と記されるなど、近年フィンテック企業の数も加速度的に増えているという。今回のイベントを通して、ノルウェー・欧州の金融事情に触れ、来日するノルウェー企業と日本企業の交流を促進し、ビジネス機会創出を目的に開催された。
「Japan FSA's initiative to create a pro-FinTech environment」では、神田 潤一氏(金融庁 総務企画局 企画課 信用制度参事官室 企画官)が登壇。法令改正、仮想通貨や決済システム、FinTechに関するサポートデスクやサミット「FinSum」の開催などについて紹介、解説した。
続いて、Freihow Liv氏(Director Industry Policy, IKT NORGE)が登壇。ノルウェーにおけるFinTechの強み、欧州の規制、ノルウェーの銀行の取り組みとビジネスモデルの変化など、スタートアップへの投資やコラボレーション事情を紹介。
続いて、4社のノルウェーフィンテック企業のピッチが行われた。
1社目は、MeaWallet より、Lars Sandtorv氏(CEO)、Normann Thomas Benjaminsen氏(Vice President - Products)が登壇。("one-stop shop" for Mobile and Digital Payments、トークナイゼーション技術)
2社目は、Zeipt より、Salvail David Alexandre氏(CEO & Co-founder)が登壇。(デジタルレシートのプラットフォーム、加盟店と顧客とコミュニケーション、クラウドで管理)