【日本IBM】IBMとDocker、クラウドおよびオンプレミスでエンタープライズ・アプリケーションを提供する戦略的パートナーシップを発表 - グッドウェイ：金融・IT業界・フィンテック情報ポータルサイト（GoodWay Fintech）

2014/12/08	【日本IBM】IBMとDocker、クラウドおよびオンプレミスでエンタープライズ・アプリケーションを提供する戦略的パートナーシップを発表	\| by:ウェブ管理者

マルチ・コンテナー・アプリケーションを促進する独自の統合によって、従来の方法よりも高いパフォーマンスとイノベーションの加速を企業向けに実現する初のパートナーシップ
[米国ニューヨーク州アーモンク、DockerCon EU、オランダ・アムステルダム 2014年12月4日（現地時間）発]
Docker, Inc.とIBM（NYSE：IBM）は本日（現地時間）、分散アプリケーション用Dockerオープン・プラットフォームを利用することにより、IBM クラウドとオンプレミスにおいて企業が次世代アプリケーションの構築と運用をより効果的、迅速、コスト効率に優れた方法で実現できるようにするための戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。企業は、IBMとDockerを組み合わせて利用することにより、ポータビリティーに優れた新世代の分散アプリケーションの構築と管理を行うことができます。それらのアプリケーションは、相互運用可能な個別のDockerコンテナーからすばやく構成され、動的なライフサイクルを持ち、開発者のラップトップからクラウドにある何百ものホストまで、さまざまな場所で連動させることが可能です。

IBMは、Dockerと連携してDocker Hub Enterprise（DHE）を含む統合ソリューションを販売する初の企業として、Docker, Inc.の企業向け主力製品のトップ・プロバイダーとなります。DHEは、企業に分散アプリケーション用のターンキー・ソリューションを提供します。企業の開発者は、ファイアウォールの内側で差別化サービスを構築し、それらのサービスとDocker Hubでホストされたリポジトリーで提供される60,000を超えるDocker化されたサービスから選んだ最適なコンテンツを組み合わせることに集中できるようになります。

最大のハイブリッド・クラウド・プロバイダー（Synergy Research調べ*）であるIBMとの提携において、両社は、アプリケーションのオーケストレーションを可能にする新しいAPIを備えたDockerオープン・プラットフォームに基づき開発からデプロイメントまでを進めることができます。これにより、Dockerマルチ・コンテナー、マルチ・ホスト・アプリケーションをクラウドで構築、公開、運用するためのより効率的かつ効果的な方法を提供します。加えて、このパートナーシップでは、開発者の生産性向上を支援し、よりスマートなアプリケーションの早期市場投入を可能にします。また、IBMの強力なセキュリティー機能や、サービス管理、DevOpsなどの既存の主要エンタープライズ・システムとの統合機能も合わせて提供します。

DockerのCEOであるベン・ゴラブ（Ben Golub）氏は、次のように述べています。「今回のIBMとのパートナーシップは、Dockerを新世代のビジネス・クリティカルな分散アプリケーションの基盤と考える企業が急激に増える中、それら企業にとって、大きな朗報といえるでしょう。エンタープライズ・クラスのDockerネイティブのソリューションを提供する、というIBMのコミットメントは、ポータビリティーに優れて非常に動的なDockerベース・アプリケーションを通じ、企業向けの新しい活発なビジネス・イニシアティブの促進につながると期待しています。」

IBMが従来の方法よりも高いコンテナー・パフォーマンスを提供

今回のパートナーシップの一環として、IBMはDockerベースのコンテナー・サービス「IBM Containers」のベータ版も発表しました。新しいDockerオーケストレーション・サービスなど、オープンなDockerネイティブの機能とインターフェースを搭載します。アプリケーション開発用のIBMオープン・クラウド・プラットフォーム「Bluemix」の一部として提供されるIBM Containersサービスによって、企業は、IBMのSoftLayerのベア・メタル・サーバー上でDockerコンテナーを直接起動できるようになります。Dockerコンテナー・テクノロジーを利用することで、IBM Containersは、より柔軟な実行モデルで利用率とパフォーマンスを向上できる、管理しやすい環境を企業に提供するとともに、IBMクラウドでサポート可能なアプリケーションの種類を増やすことができます。

IBMのオープン・テクノロジーおよびクラウド・パフォーマンス・ソリューション担当バイス・プレジデントであるエンジェル・ディアス（Angel Diaz）は、次のように述べています。「一貫した簡単な方法でアプリケーションを開発できるツールを企業が求める中、Dockerコンテナーは、短期間でそのための事実上の基本構成単位となりました。SoftLayerのベア・メタル・サーバー上でDockerコンテナーを実行するIBM Containersサービスは、従来の方法よりも高いパフォーマンスを提供します。また、今回のIBMとDockerの戦略的パートナーシップは、パブリック・クラウドのセンターとオンプレミスのクラウド・センターにまたがるアプリケーションの実装を自動化するのに必要な、統合されたツールとサービスを企業に提供する初の取り組みです。」

IBMは、Docker Hub Enterpriseをこれらの統合サービスと合わせて提供するとともに、スタンドアロンの製品オファリングとしても販売します。また、DockerCon EUの自社ブースでDockerとの初期統合のデモを行う予定です。

原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2014/12/0801.html

17:02 | IT：一般

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