■背景 今後、デジタル通貨については、中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)の他に民間での発行も含め、様々な発行・流通基盤が立ち上がることが見込まれています。 既存の法定通貨は相互に幅広く交換が行われていますが、デジタル通貨の利用拡大に向けては、デジタル通貨基盤間の相互運用を可能にする交換機能の整備が重要だと考えられます。 デジタル通貨の交換については、取引を仲介する第三者を置く形が現在では主流ですが、元来ブロックチェーンが「自律・分散」を志向するものであることを踏まえると、今後は第三者に依存しない形での交換が広がっていく可能性が高いと考えられます。