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2014/05/15

【NTTデータ】Bank of China向け財務報告システム構築プロジェクトを受注

| by:ウェブ管理者
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)は2月24日、中国のグループ会社である恩梯梯数据(中国)有限公司(本社:中国北京市、董事長:神田 文男、以下:NTTデータチャイナ)を通じて、中国全土および世界37カ国で総合金融サービスを展開するメガバンクである中国銀行股有限公司(本社:中国北京市、董事長:肖 鋼、以下:Bank of China)の財務報告システム構築プロジェクトを受注しました。

今回構築する財務報告システムは、全世界で対応ニーズが拡大しているコンピューター言語であるXBRL(eXtensible Business Reporting Language:拡張可能な事業報告言語)によって構築します。これにより金融機関あるいは企業が行う財務報告に際しての事務処理が円滑化し、レポーティングコストの削減が可能となります。このたびの受注にあたっては、2012年の中国移動有限公司(本社:中国北京市、董事長:奚 国華)向けシステム構築の共同受注注1を皮切りに、中国国内の20社以上へXBRL財務報告システム等の構築を行った実績が評価されました。

NTTデータチャイナでは、Bank of China向けに本システムを2014年5月末までに開発し、本格提供を開始する予定です。

経緯

従来、財務報告の一般的な仕組みでは、PDFやHTMLが報告フォーマットとして用いられてきましたが、こうしたフォーマットで公開されたデータを、他のユーザーが分析等に利用する場合には、コンピューターシステムに読み込むために煩雑な処理が不可欠でした。しかし財務情報の効率的な伝達のために開発されたXMLベースのコンピューター言語であるXBRLに対応することにより、自動でシステムに財務情報等を取り込むことが可能となり、情報の効率的利用ができるようになることから、現在全世界約50以上の国の金融機関や事業法人において、財務報告システム等のXBRL対応が急速に進んでいます。特に中国においては2010年に会計情報の流通効率化を目的に、国家標準タクソノミ(XBRLデータ作成のための基本辞書となる定義情報)が公布され、大手企業を中心にXBRLへの対応ニーズが高まっています。

NTTデータはこれまで日本国内のXBRL普及に深く関わってきており、中国においてもNTTデータチャイナが中国最大の企業管理/ERPソフトウエア開発・サービスプロバイダーである用友軟件股有限公司(本社:中国北京市、董事長:王 文京)に対してXBRLデータ出力を可能とするための技術協力を行うなど、研究開発を通じてXBRLソリューションの拡充を続けてきました。

これらの取り組みと実績が評価されたことで、今回Bank of Chinaから財務報告システム構築プロジェクトを受注することとなりました。

システム概要

さまざまな企業の財務システムに適用可能な財務報告データを作成するためのタクソノミ拡張や、フォーミュラ注2編集、データ出力、報告検証注3など、NTTデータチャイナがこれまで培ってきたXBRLソリューション開発の知見を活用し、今回新たにBank of Chinaの個別プロセスに対応する機能も加えて提供する予定です。


原文はこちら
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/services_info/2014/2014051501.html

17:03 | IT:一般
 

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