日本ユニシスは、株式会社山梨中央銀行(本店:山梨県甲府市、頭取:関 光良氏 以下、山梨中央銀行)から、次期勘定系システムとして「BankVision on Azure」を採用する決定を受け、2023 年度稼働に向けて共同プロジェクトを開始しました。 「BankVision on Azure」は、地域金融機関が目指す地域社会の DX 化、お客さまの生活空間に溶け込む金融サービスの創出、経営資源の効率化を実現する「新時代の金融サービス向けプラットフォーム」であり、地域金融機関のビジネスモデル変革を実現していきます。
【採用の背景】 人口減少・労働力不足・新型コロナウィルス流行・VUCA 時代到来など、社会情勢が大きく変化していく中で、山梨県域においても、これらの社会課題への対応が一層重要になっています。 このような状況下、山梨中央銀行は、現行 BankVision をベースとしながらも、日本マイクロソフトのパブリッククラウドである Microsoft Azure で稼働する最新の勘定系システムであること、銀行内DX化・経営資源効率化および銀行ビジネスモデル変革を実現できることから、「BankVision onAzure」を採用し、お客さまと地域社会に貢献する付加価値型バンキングへの変革を目指しています。
【BankVision on Azure 概要】 国内初となるパブリッククラウド環境で稼働する勘定系フルバンキングシステムで、2021 年 5 月に北國銀行にて稼働を開始しました。 「BankVision on Azure」により得られる効果は以下のとおりです。
①API 接続プラットフォームとのつながり オープン API プラットフォーム Resonatex との連携により、セキュアな環境下でのオープン API公開を、低コスト、かつスピーディに実現することが可能となり、Fintech 企業などと API 接続することで先進的なサービス・データを取り込むことができます。
② データ活用プラットフォームとのつながり Azure で標準提供している各ソリューションを用いることで、データ利活用プラットフォーム(データレイク)を効率よく構築することができ、勘定系をはじめとする各種データをクラウド上で収集・蓄積・分析・活用およびデータドリブンの仕組みを形成することができます。
③ お客さまと地域社会に貢献する付加価値型バンキングへの変革を伴走支援 Fintech 企業などから API 接続にて取り込んだサービスとデータ活用プラットフォーム上のデータ分析・活用を掛け合わせて、お客さま視線の新たな金融サービス(金融サービス DX)および地域事業体の業務効率化(地域社会 DX)を実現することで、共創価値創造業・付加価値型バンキングへのビジネスモデル変革を伴走支援します。