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2014/02/20

【QUICK】NIKKEI QUICK投信実力ランキング2013解説 海外株(全般)部門 首位は通貨選択型の「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月」

| by:ウェブ管理者
■野村の通貨選択型、海外株ファンドでは異例の4000億円超流入

海外株(全般)部門の過去3年間の長期評価では、野村アセットマネジメントの「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(通貨選択型)米ドルコース(毎月分配型)」(0131410A)が首位になりました。同期間の資金流入額が4138億円と、海外株ファンドとしては異例の規模に膨らんだことがトップになった主因です。

同ファンドはブラジルレアルや豪ドルなど5種類の運用通貨の中から選択できるタイプの一つですが、米ドルコースに昨年、個人マネーが集中的に流入。アベノミクスで日銀が異次元の金融緩和を打ち出し、米ドル・円相場で円安が加速したことなどが人気化した背景にあるようです。過去3年間の基準価格(分配金再投資)の上昇率が約73%と好成績だったこともあり、同ファンドは総合部門で3位に入りました。

1年間の短期評価の首位は、同期間の運用成績が好調だったフィデリティ投信の「フィデリティ・欧州中小型株・オープンBコース(為替ヘッジなし)」(32312965)です。同ファンドの過去1年間の基準価格の上昇率は約64%と急上昇。個別企業の分析に基づいてポートフォリオの構成銘柄を決めるボトムアップ・アプローチを活用して、高成長が見込める欧州の中小型株に選別投資しています。ただ、資金流入額は13億円にとどまりました。

■運用成績は堅調ながらも資金流入が低調

海外株(全般)部門の全体的な特徴として、運用成績は堅調だった一方、資金流入額が伸び悩んだことが挙げられます。過去3年間の基準価格の上昇率は単純平均で62%、資金流出入額は平均8億円の流出超過、1年間では基準価格の上昇率が平均約44%、資金流出入額が平均25億円の流入超過でした。

長期評価の上位には首位のファンドを含めて、マニュライフ・インベストメンツ・ジャパンの「マニュライフ・新グローバル配当株ファンド(毎月分配型)」(9K311108)や国際投信投資顧問の「グローバル・ヘルスケア&バイオ・オープン Bコース(為替ヘッジなし)」(11312007)など、高配当利回り株やバイオ関連株に投資するテーマ型ファンドのランクインが多くなりました。

短期評価の上位には欧州株ファンドに加えて、昨年に過去最高値の更新が続いた米国株に投資するファンドのランクインも目立ちました。


原文はこちら
http://www.quick.co.jp/original/fund_r/kaisetsu_04.html

19:12 | 金融:証券
 

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