金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【金融業界ニュース】 >> 記事詳細

2013/08/15

【野村HD】ノムラ個人投資家サーベイ(2013年8月)~「自動車」が7 カ月連続で注目度一位、「為替動向」の注目度も大幅上昇

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約

(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 48.4 と前月比1.6 ポイントの上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は48.4 と前回7 月調査の46.8 から1.6 ポイントの上昇となった。内訳をみると、「1,000 円程度上昇」を見込む回答比率が前月比+9.1%ポイントと上昇幅が最も大きかった。一方で、「2,000 円以上」「2,000 円程度」の上昇を見込む回答比率はいずれも前月比低下した。個人投資家においては、引き続き株価が上昇するとの見通しが優勢であるが、上昇幅は1,000 円程度にとどまるとの見方が増している模様だ。

(2) 「為替動向」の注目度が大幅上昇
今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「為替動向」の注目度が2 カ月ぶりに一位となった。同要因の前月比上昇幅は8.5%ポイントと全体の中で最大だった。一方、「国内政治情勢」の注目度が後退し、前月比-7.2%ポイントと低下幅は全体の中で最も大きかった。

(3) 「自動車」が7 カ月連続で注目度一位
今後3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDI を見ると、最も注目度の高い業種は7 カ月連続で「自動車」となった。「自動車」のDI は26.0 と過去最高値となり、前月比上昇幅は6.5 ポイントと全業種中最大であった。一方、「医薬品」のDI は前月比-4.7 ポイントと全体の中でも最も下落幅が大きかった。

(4) 米ドル/円レートの見通しは前月よりほぼ横ばい
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安ドル高方向を見込む回答比率の合計は56.1%と前月の56.0%から+0.1%ポイントと前月より大きな変化はなかった。「5円程度円安ドル高」を見込む回答比率が全体の47.9%を占め、前月比上昇幅は1.3%ポイントと僅かながら上昇した。一方、「10 円以上円安ドル高」を見込む回答比率は前月比-1.3%ポイントと僅かに低下した。その他の選択肢の回答比率は前月比変化幅が1.0%ポイント未満と前月からほぼ変化がなかった。

(5) 「アメリカドル」の投資魅力が一位
今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「アメリカドル」の注目度が一位となり、DI の前月比上昇幅も3.5 ポイントと全通貨中最大となった。イギリスポンドのDI は前月比1.9 ポイント上昇し、プラスに転じた。その他の通貨は全てDI が前月比横ばい/マイナスとなった。注目度最下位は11 カ月連続で「中国元」となり、DI は前月比2.0 ポイント下落して過去最低となる-55.9 となった。

原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20130815/20130815.pdf

16:22 | 金融:証券
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.