【日本IBM】IBMとBox、クラウドでの業務を変革するグローバルなパートナーシップを締結

2015/06/26	【日本IBM】IBMとBox、クラウドでの業務を変革するグローバルなパートナーシップを締結	\| by:ウェブ管理者

[米国ニューヨーク州アーモンク、カリフォルニア州ロス・アルトス - 2015年6月24日（現地時間）発]
IBM（NYSE：IBM）とBox（NYSE: BOX）は本日、両社のテクノロジーとリソースを組み合わせてクラウドでの業務を変革するべく、グローバルなパートナーシップを締結したことを発表しました。両社は協力して、それぞれの既存の製品とサービスを統合し、新たな革新的ソリューションの開発を目指します。その対象は、複雑な症例に取り組む医療チームから、携帯電話で消費者ローンの交渉を行う個人、さらには特許、レポート、学術誌に含まれるパターンを識別するエンジニアや研究者に至るまで、あらゆる業界および職業にわたります。

ローカル・データの活用とグローバルなサービス展開が可能なシンプルかつセキュアなコラボレーション・ソリューションを求める企業がますます増える中、この戦略的提携は、Boxの業界をリードするクラウド・コンテンツ・コラボレーション・プラットフォームと、IBMアナリティクスおよびソーシャル・ソリューション、IBMセキュリティー・テクノロジー、そしてIBMクラウドのグローバルなサービスを組み合わせます。両社が連携してこれらのソリューションを世界市場に提供するとともに、IBMは設計者や開発者がBoxのAPIをエンタープライズ・アプリケーションやWebサービスに統合できるように支援します。

Boxの共同創業者兼CEOであるアーロン・レヴィ（Aaron Levie）氏は、次のように述べています。

「現在、デジタル企業の多くが、社内・社外を問わずに業務を変革できるテクノロジーを求めています。今回のBoxとIBMの大規模な提携は、新たな市場に参入し、業界の再定義、セキュアなコラボレーションの向上、エンタープライズ・モビリティの変革を可能にする統合されたソリューションとサービスを提供する絶好の機会を両社にもたらすでしょう」
IBM アナリティクスのシニア・バイス・プレジデントであるボブ・ピッチアーノ（Bob Picciano）は、次のように述べています。

「今回の提携は、我々の日々の体験を形成するさまざまな業界や職業における業務のあり方を変革するものです。また、デジタル・データに圧倒されて戸惑い、大量の情報をよりインテリジェントかつセキュアに管理できるより良い方法を求めている、医療、金融サービス、法務、エンジニアリングの専門家やプロフェッショナルに大きな恩恵をもたらします。IBMとBoxのテクノロジーの統合に、両社のグローバルなクラウド機能と、アナリティクスに基づいてコンテンツを向上させる能力が融合することで、企業全体で利用できる実行可能な洞察を引き出すことが可能になります」

IBMとBoxは以下の大きく分けて3つの領域で提携します。

企業における業務の変革

コンテンツ・マネジメント: BoxはIBMの業界をリードするエンタープライズ・コンテンツ管理（コンテンツの取り込み、抽出、分析、ケース管理、ガバナンスを含む）を統合します。
Watson Analytics: IBMとBoxは協力し、IBM Watson Analyticsを使用して、企業に関する詳細な洞察をBoxで保管しているコンテンツに適用します。
ソーシャル・コラボレーション・ソリューション: IBMとBoxは協力し、Boxの機能をIBM Verse（ビジネスEメール・ソリューション）およびIBM Connections（ソーシャル・コラボレーション・プラットフォーム）に統合します。

世界規模のサービス提供とセキュリティー

エンタープライズ・クラウド: Boxは共通のお客様に自社コンテンツをIBMクラウド上に保管してもらえるようになります。自社データを国内にとどめておきたいと思っている海外のお客様にとって重要な検討事項であるデータ回復、データ・プライバシー、データのローカライゼーションを、IBMクラウドは提供します。
専門のエンタープライズ・コンサルティング: この提携により、お客様は、IBMグローバル・ビジネス・サービスの担当者が提供する専門のエンタープライズ・コンテンツ管理スキルを利用して、Boxの機能と既存データ/システムとを接続または統合できるようになります。
エンタープライズ・セキュリティー: Boxは、IBMのセキュリティー・テクノロジーを活用して自社のエンタープライズ・セキュリティー・オファリングを拡張し、脅威の検出、異常の識別、モバイル・デバイス管理、ID保護に対応します。

コンテンツの豊富な新規のアプリとソリューション

各種業界向けのモバイル・アプリケーション: BoxとIBMはコンテンツ・マネジメント・ソリューションを共同開発して、厳選されたIBM MobileFirst for iOSアプリケーションにBoxテクノロジーを取り込みます。
カスタム・アプリケーションの開発: IBMは、エンタープライズの開発者がIBM Bluemixの開発者用クラウド上でBoxのAPIを統合し、コンテンツの豊富なWebアプリやモバイル・アプリケーションを構築できるようにします。
クラウドの力を活用することで、この包括的提携は各種業界を対象に、コラボレーションと実行可能な洞察を得る機能を変革します。その一例として、IBMとBoxは、セキュリティー機能の充実した環境で病院や医療機関に患者と医者間のスムーズなコラボレーションを提供することができます。
IBMとBoxは、世界をリードする小売業者がオムニチャネル体験を管理できるように手助けする計画も立てています。これにより、例えば、ファッション小売業者は、広告イメージや販促資料、製品ラインなどをあらゆるデバイスで共有しながらも、マーチャンダイジングの一貫性や価格設定、パッケージングについてはすべてのチャネルで管理維持できるようにすることで、どの実店舗やe-コマース店舗でも一貫性のあるブランド体験を提供できるようになります。
保険会社は、移動先で調査報告書を取り込んで確認し、承認プロセスを迅速化できるようになります。現場の作業者は、最新のマニュアルを参照して問題をリアルタイムで解決し、業務に関連する文書を中央で作成してコラボレーティブなスケジューリングと計画立案を促進できます。

詳しくは、www.ibm.com/ibmandboまたはwww.box.com/ibmをご覧ください。

原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2015/06/2602.html

18:02 | IT：一般

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