こうしたプログラムでBluemixを提供することにより、IBMは、次世代の開発者が最先端の技術を活用して能力を身に付け、将来、エンタープライズのクラウド・アプリケーションをコンシューマー向けに開発するために必要なスキルを育成する機会を提供します。開発者にとって使いやすい、オープン・スタンダードに基づくBluemixは、IBM Watson、モノのインターネット(Internet of Things)、ビッグデータ&アナリティクス、モバイルといったIBMや他社の最新サービスを含め、最も注目されるオープンソース・テクノロジーのツールやサービスを100以上提供しています。
IBM Cloud Ecosystem and Developersのゼネラル・マネージャーであるサンディ・カーター(Sandy Carter)は、次のように述べています。「Bluemixを現在そして明日のイノベーターたちの手に委ねることで、クラウド・アプリケーション開発における新世代の才能を育む機会が生まれます。大学生からプロフェッショナルまで、将来のクラウド開発者に深い専門知識を提供するという私たちの取り組みは、この業界の成長を維持するうえで欠かせません。」
大学の授業でBluemixを活用することで、理論だけでなくより実践的な教育が可能になります。クラウド開発関連の実習をカリキュラムに取り入れることで、Watson Analyticsやモノのインターネット(Internet of Things)などのコグニティブ機能を、講義やデモに加えて、学生の皆様が実際に触れることができます。
例えば、IBMはGirls Who Codeと協力し、次世代の女性開発者のクラウド・イノベーションを推進するため、ニューヨーク市の女子高生を対象に7週間の夏期集中プログラムを主催しています。2016年、IBMは同組織との取り組みをさらに拡張すべく、ニューヨーク市の夏期集中プログラムのほかに、サンフランシスコ、ロサンゼルス、オースチンで追加プログラムをサポートする予定です。
複数年の休職後でも、女性が最新情報に通じ、違和感なく職場復帰できるよう設計されたプログラムであるReBoot Accelerator for Womenについて、IBMはGSVlabsとの新たなコラボレーションも発表する予定です。IBMは、コーディングをわかりやすく説明し、より親しみやすいものにすることを目的として、Bluemixを活用したクラウド開発に重点を置いた複数の教育セッションを催す予定です。また、さらに多くの女性が職場へ復帰する気になればとの思いから、女性の職場配置戦略について個人指導や支援も提供する予定です。
世界中でエンタープライズ・ハッカソンを広げる
ハッカソンは、個人が最新のクラウド技術を活用し、仲間と連携して、最終的に実世界の経験を実現する重要な手段となっており、それが企業のイノベーションへとつながっています。そうした中、IBMは、AngelHackのグローバル・ハッカソン・シリーズ第8弾(Eighth Global Hackathon Series)で25のハッカソンのスポンサーとなりました。このシリーズは、世界で活発に活動するコード・クリエーターのコミュニティーをつなぎ、10,000人の開発者、設計者、起業家が、さまざまな製品やプラットフォーム、ブランドにイノベーションを生み出します。こうしたイベントでは、BluemixやWatsonのテクノロジーが医療や旅行、食品、緊急時対応などの各種業界でどのような貢献ができるのかがわかります。