金融&IT業界の情報サイト
 
 
 
写真レポート >> 記事詳細

2020/10/28

【第二地方銀行協会】デジタル×SDGsで地方に活力を、「SARBLAB 1st Anniversary Meetup」開催!

| by:サイト管理者


 2020年10月19日(月)、SARBLAB一般社団法人第二地方銀行協会)は、金融機関、スタートアップ、地域創生や地域金融機関とのイノベーションに興味のある方々を対象に、大会議室において「SARBLAB 1st Anniversary Meetup ~デジタル×SDGsで地方に活力を~」をオンライン/オフラインで開催した。



 この日は、オンライン・オフラインの同時開催。オフライン会場ではコロナ対策が施される中、限定30名ほどが訪れた。



 SARBLAB(Second Association of Regional Banks Laboratory)は、2019年の設立以来、SARBLABに加盟する地方銀行のデジタル化を支援する様々な取組みを実施するプラットフォーム。2020年度のSARBLABでは、デジタル(SARBLAB-Digital)に加え、SDGs(SARBLAB-SDGs)の取組みも開始するなどツインラボとして新たに活動の幅を広げている。この日の総合司会は、榎本 清人氏(第二地方銀行協会 企画部 副部長、SARBLABチーフオフィサー)が務めた。



【開会挨拶】西川 義教氏(第二地方銀行協会 会長、愛媛銀行 代表取締役頭取)が登壇。お礼の言葉と共に、SARBLAB立上げの目的、これまでの活動内容と成果を紹介。全国各地の地方創生と業務改革を進めるべくオープンイノベーションを後押し、デジタルとSDGsのツインラボにより、地域に根差す地方銀行により磨きをかけていくとした。その上で活動テーマ「コロナを超える地域支援」のもと、地域、加盟行、新連携先との3つの絆を大切に、SARBLABを結節点とし、地域課題のソリューションを創造する場として一緒に地域の未来を切り拓きたいと語った。

【来賓挨拶】中井 徳太郎氏(環境省 環境事務次官)が登壇。脱炭素社会・循環経済・分散型社会への移行を掲げ、ローカルSDGs(地域循環共生圏づくり)の推進の加速、ESG地域金融など更なる連携により、地域の為の取組みを一層進めていく機会となることへの期待の言葉を述べた。

【来賓挨拶】井藤 英樹氏(金融庁 総合政策局政策立案総括審議官)が登壇。ESGやSDGsの取組みは事業性評価や本業支援への有効な観点になるとし、「地域密着型金融を通じた地方創生・SDGsへの取組み」に触れ、デジタル化とSDGsの両輪で取組むSARBLABへの期待の言葉を述べた。

【来賓挨拶】高口 博英氏(日本銀行 金融機構局長)が登壇。地域でのSDGsやDXの先進事例に触れ、DXはネットワークとつながることにより地域と相性が良いとし、地域金融機関の強みを活かしたコミュニティーデザインとSDGs推進への全国的なプラットフォームへの期待の言葉を述べた。



 「SARBLABの取組み紹介」では、榎本 清人氏(第二地方銀行協会 企画部 副部長、SARBLABチーフオフィサー)が登壇。SARBLABのミッションと取組みの全体像、ツインラボ(デジタル、SDGs)への進化と活動方針、一般社団法人地域循環共生社会連携協会との連携、「SARBLAB Virtual Office」、「SARBLAB Video Library」について紹介。SDGsは地方銀行の課題解決そのものとし、そのゴールに向けてデジタルを活用し、より早く効率的にSDGsの目標の達成と実現を目指すとした。



 パネルディスカッション「デジタル×SDGsで地域に活力を」では、パネリストとして、大江 千紘氏(大人 LANDRESS ディレクター)、小松 真実氏(ミュージックセキュリティーズ 代表取締役)、桜井 駿氏(デジタルベースキャピタル 代表パートナー)、越田 雄三氏(北洋銀行 地域産業支援部長)、松木 誠一郎氏(京葉銀行 営業企画部 部長)が登壇。服部 守親氏(第二地方銀行協会 常務理事)がモデレーターを務めた。

 パネルでは、最初にSDGsやデジタル分野の識者より、それぞれの取組みについて紹介。続いて、地域におけるお客さまのデジタル化のお手伝いという文脈を基本軸に、SDGsの多様なテーマの中から、「住み続けられるまちづくり」、「産業と技術革新の基盤構築」に焦点を当て、SDGsに関するビジネスを通じて感じる地域課題など悩みに対してデジタルを活用した解決方法を提案する流れで、それぞれの私見やアイデアが披露された。



 オフライン会場では、特産品等が入ったお土産が配られ、西川 義教氏(第二地方銀行協会 会長、愛媛銀行 代表取締役頭取)よりオンライン・オフライン同時に乾杯挨拶。



 懇談会の挨拶では、この日の「SARBLAB 1st Anniversary Meetup」への意見や感想、SARBLABへの期待など、それぞれからメッセージが送られた。

 最初に、藤原 一朗氏(名古屋銀行 取締役頭取)、長野 実氏(北洋銀行 取締役副頭取)が登壇。成長・加速するSARBLABの取組みへの喜びとエールの言葉や、地域における資本と情報の蓄積が薄いという課題に対する提言が述べられた。



 続いて、吉澤 保幸氏(地域循環共生社会連携協会 顧問)、近藤 繁氏(ココペリ 代表取締役CEO)が登壇。SDGs達成の課題は地域にありグローバルな共通言語であるとし、地域のお金の資本転換、デジタル分野の展望と地域活性戦略が共有された。



 続いて、山枡 美聖氏(デジタルベースキャピタル Analyst)、槙嶋 友美氏(第二地方銀行協会 企画部 調査役)が登壇。今回、運営にあたった学生、新たにSARBLABの活動に携わったメンバーの視点から感想やコメントが披露された。



 最後に、登壇者と企画・運営を行ったSARBLABチームスタッフで記念撮影。ツインラボ(デジタル、SDGs)活動を加速。




 会場の後方ブースでは、加盟行の絆でコロナに勝とう!プロジェクトの紹介、加盟行各地の特産品、愛媛の特産品など展示。



 第二地方銀行協会の加盟行のデジタル化やスタートアップなどの外部企業との連携によるオープンイノベーションを支援するために協会が運営する組織「SARBLAB」。これからの第二地方銀行協会と地域金融機関におけるオープンイノベーションの更なる取組みとチャレンジ、新たな展開に注目したい。


(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )





09:37 | 写真:金融・IT業界向け




 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.