山梨大学の近くで長きに渡り学生アパートを運営し、多くの卒業生を送ってきたSilk Garden。コロナの中、学生が自ら閉塞感を打破し、未来の自分を、社会をデザインしようと始まった未来デザインアカデミー。この日は、半年間にわたる活動の集大成として、一期生によるプロジェクトプレゼンおよび個人プレゼン、修了式、懇親会などが行われた。
冒頭、「Silk Garden」および「未来デザインアカデミー」を運営する 金井 博さん(山梨社)は、ねぎらいの言葉を述べた後、1年の半分という長い時間を自分と向き合った経験は大切なもので、最後までやり抜いた自信、ここで出会ったたくさんのご縁を大事にしながら、大きな未来に向かってこれからも頑張ってほしいと挨拶した。
プロジェクトプレゼン(10チーム)では、プロジェクトメンバー全員が登壇し、半年間にわたる活動の成果を発表した。
【PUPAL】「昆虫色をもっと身近に」をモットーに、手軽に買える昆虫食を目指す
【admix】アニメ制作をもっと身近にをコンセプトに仲間を集めるためのマッチング
【Catalyst】想いに向き合い、自身の世界を広げ、望む道の実現に向けた学校外の学びの場
【なないろ】27市町村で活躍する女性のインタビュー内容をまとめてSNSで発信
【LARICA】海外展開としてイギリスにオンラインでLARICAの商品をECサイトで販売
プレゼン終了後の休憩時間では、応援に駆け付けた社会人(地域行政、金融機関、大学関係、メディア報道関係、地元企業)との交流が行われた。
一人一人の個人プレゼンの都度、未来デザインアカデミー塾長を務める 戸田 達昭さん(シナプテック 代表取締役、起業家、元中央教育審議会 委員、山形大学 客員准教授、山梨大学 非常勤講師)からのメッセージと共に、修了証書が手渡された。
最後に戸田さんより挨拶。関係者への感謝の言葉と共にアウトカムの重要性や、昔は果樹園だったシリコンバレー発展の軌跡を例に山梨の大きな可能性に触れ、絆と仲間を大事に誇りをもってチャレンジしてほしいとエールの言葉で締めくくった。
全てのプログラムが修了し、一期生全員と参加した支援者との記念撮影、全員の笑顔が溢れた。
その後、隣接する会場に場所を移し、リラックスしながら、これまでを振り返り、それぞれの未来に向けて歓談が続いた。
コロナで日常の行動が制約される中、何ができるか、何がしたいか、自分の未来を描くために、ときに笑顔で、ときに悩み、ときに涙し、回を重ねるごとに、しなやかに、たくましく、いまの自分と未来の自分に向き合いながら、短期間で大きく成長した受講生の姿を直接感じることができた「未来デザインアカデミー修了式」。学生の熱い想いと自分の解放、自分と山梨の未来を描き、共感ひろがる未来に向けてチャレンジし続ける姿を楽しみに、これからも注目したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )