【金融庁地域課題解決支援チーム】地方創生応援企画！第11回「霞が関ダイアログONLINE」を開催！

2022/09/16	【金融庁地域課題解決支援チーム】地方創生応援企画！第11回「霞が関ダイアログONLINE」を開催！	\| by:ウェブ管理者

　2022年9月7日（水）、金融庁地域課題解決支援チームは、地方創生応援企画第11回目となる「霞が関ダイアログ ONLINE」を開催した。

　今回は前回参加者のアンケート結果や地域の現場で取組む当事者からの要望等を踏まえ、総務省・農林水産省・水産庁・出入国在留管理庁の担当者がそれぞれの施策を発表したほか、グループセッションによる参加者との対話が行われた。

　山根瑠利子さん（金融庁）、米倉さん（金融庁）の進行のもと、堀本善雄さん（金融庁政策立案総括官）は、プレゼンの棒読み禁止、発言リスクを恐れない、参加者の裾野拡大のための声掛けという3つの要望を伝えて冒頭挨拶とした。

プレゼン①

「地域経済と、地域のエネルギーシステムに関する総務省の取組」

　関口龍海さん（総務省地域力創造グループ地域政策課理事官）は、産学金官の連携により、地域の資源と資金を活用して、雇用吸収力の大きい地域密着型事業を全国各地で立ち上げる「ローカル10,000プロジェクト」の概要を紹介。地域金融機関から融資を受けて事業化する段階での初期投資費用等について、地方公共団体が助成する交付金制度の概要や事例を共有した。

プレゼン②

「農林水産業・食品産業に関するESG地域金融の推進」

　清水里紗さん、曽我部峻貴さん（農林水産省経営局金融調整課）は、地域金融機関がESGの要素を考慮した事業性評価に基づく投融資や本業支援を実践する「ESG地域金融」の概観に触れた後、「農林水産業・食品産業とESG地域金融」、「農林水産業・食品産業に関する ESG 地域金融実践ガイダンス」、「ESG 地域金融の実践事例」について詳しく説明を行った。

プレゼン③

「養殖業事業性評価ガイドライン～養殖業の持続可能な成長産業化を⽬指して～」

　中村真弥さん（水産庁増殖推進部栽培養殖課課長補佐）は、冒頭に養殖業成長産業化総合戦略や、魚類、藻類、貝類養殖の現状を報告。さらに養殖水産物の動向や我が国魚類養殖業における生産・経営の動向、養殖業成長産業化に向けた総合的な戦略等を紹介後、熊本県等の事業支援制度の活用事例も共有した。

プレゼン④

「特定技能外国人の受入れ」

　伊豫田雄太さん、成田麻紀さん、小林耕さん（出入国在留管理庁政策課）は、深刻化する人手不足への対応として、生産性の向上や国内人材の確保のための取組みを行ってもなお人材を確保することが困難な状況にある産業上の分野に限り、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人を受け入れる在留資格「特定技能制度」の概要や制度運用状況等について解説した。

ピッチ①	「ESGファイナンス･アワード･ジャパン」

　脇敬允さん（環境省大臣官房環境経済課環境金融推進室）は、ESG金融または環境・社会事業に積極的に取組み、インパクトを与えた機関投資家、金融機関、企業等に対して、その取組を表彰する仕組みとして2019年度に創設した「ESGファイナンス・アワード・ジャパン（環境大臣賞）」の概要、前回の受賞企業および今回の募集案内について発表した。

ピッチ②	「IT導入補助金～中小企業のDX・デジタル化に向けて～」

　村山さん（中小企業庁）は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール（ソフトウェア、アプリ、サービス等）の導入を支援する補助金「IT導入補助金2022」の概要、申請要件・審査のポイント、申請～金交付の流れ、活用事例、申請スケジュールについての説明を行った。

　また、グループセッションでは紹介された各施策について参加者からの質問を交え掘り下げたディスカッションが行われた。

　最後の笠井泰士さん（金融庁地域課題解決支援チーム）の挨拶では、次回の霞が関ダイアログが2022年9月21日（水）18:30～20:00に開催され、地方創生に資する金融機関等の「特徴的な取組事例」をテーマに、様々な事例紹介や議論が行われる予定となっていることが紹介された。（詳細・参加登録はこちら）

（記事、編集・制作： GoodWayメディアプロモーション事業部　＠株式会社グッドウェイ）

15:16 | 写真：金融・IT業界向け

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