「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」は、投資信託について一般投資家の目線の投信ブロガーが自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投票で選び、それを広めることで自分たちの手でよりよい投資環境を作っていくことを目指し開催されているイベント。2007年に初開催され、今回で11回目を迎える。
選出にあたり、投票期間(2017年11月1日~30日)に208名のブロガーが投票(有効投票人数 198名)。ブロガー各一人が5ポイントを好きな投信に振り分け得点を競い、同点の場合は投票者数の多い方が上位にランキングされる。イベントでは、その結果が発表され、上位に入賞したファンド、および、そのファンドを設定する投信会社が表彰された。
開催の挨拶は、renny氏(運営委員会 委員長)が登壇。お礼の言葉と共に、開会宣言。
第一部「iDeCo/NISA アンケート結果発表」のトークセッションでは、renny氏、セロン氏が登壇。アンケート回答者の属性、iDeCo/NISAの特徴や加入状況、利用状況、つみたてNISAへの切り替え状況などについて説明が行われたほか、普及に必要なことや利用しているファンドについて紹介された。
第二部「みんなの【声】を聞いてみよう!個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!!」のトークセッションでは、カン・チュンド氏、竹川 美奈子氏が登壇。軽快なトークで、海外株式(先進国)、海外株式(新興国株式)、世界株式(除く日本)、世界株式(含む日本)、日本株式、バランス型の各ファンドに対する投資家の声を紹介。専門分野の解説を加えながら、それぞれの私見を披露した。
第三部「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」発表&表彰式では、イーノ・ジュンイチ氏、叶内 文子氏が登壇。
20位 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
20位 世界経済インデックスファンド
19位 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
18位 iFree 8 資産バランス
17位 セゾン資産形成の達人ファンド
16位 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
15位 バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
14位 結2101
13位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
12位 ひふみプラス
11位 セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド 10位 iFree S&P500インデックス
9位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
8位 たわらノーロード先進国株式
7位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
6位 ひふみ投信
【5位】(獲得ポイント:55、投票者数:25名)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):三菱UFJ国際投信
安藤 啓氏(三菱UFJ国際投信 専務取締役 商品部門長)は、久しぶりのFund of the Yearへの参加と過去を振り返り、差別化とコスト削減を進め、同分野においては業界最低水準を目指し有言実行していきたいとした。
【4位】(獲得ポイント:66、投票者数:23名)
野村つみたて外国株投信:野村アセットマネジメント
河邉 隆宏氏(野村アセットマネジメント 投資信託営業企画部 部長)は、お礼と初の上位受賞の喜びを述べつつも、まだまだ上がいる、継続こそ力、これからも高く評価してもらえるように取組んでいきたいとした。
【3位】(獲得ポイント:70、投票者数:33名)
楽天・全米株式インデックス・ファンド:楽天投信投資顧問
東 眞之氏(楽天投信投資顧問 代表取締役社長)は、つみたてNISAを間近に控え広く役に立てることはないかと考え、強い信念とバンガードのサポートによって打ち出した商品であり、これからも日々の運用にいそしみ、良好な成果を届け、受賞の栄誉に応えていきたいとした。
【2位】(獲得ポイント:79、投票者数:34名)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド:ニッセイアセットマネジメント
上原 秀信氏(ニッセイアセットマネジメント 取締役 執行役員)は、4連覇は逃したものの、目指すものが新たにできたとし、商品の2013年デビュー当時を振り返りつつ、シリーズで大台の1,000億円を突破したことを披露。激しい競争の中においても、投資家の皆さまに喜んでもらうべく、これからも残高を増やし投資効率を上げていきたいと語った。
【1位】(獲得ポイント:95、投票者数:39名)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド:楽天投信投資顧問
東 眞之氏(楽天投信投資顧問 代表取締役社長)は、第一位を獲得できたことは感無量であるとし、これまでなかなか世に広めることが難しかったインデックス投資について、投信ブロガー、投資家、業界運用会社の尽力によって普及し始めているとし、そのような中で新商品が受賞したことへの喜びと感謝の言葉を述べた。その上で、新商品投入への想いに触れ、ローコストで良好な成果を投資家に届けるためにあるETFをいかに国民経済に結び付けていくか、バンガードグループと一緒に、これからも尽くしていきたいと語った。
最後の総評は、renny氏(運営委員会 委員長)が登壇。関係者、参加者、受賞者へのお礼とお祝いの言葉と共に、上位10商品のうち6商品が初登場となった一方、4商品は長く残っており資金流入が続いていることに触れ、新商品が多く登場する中で、「(今後の更なる広がり余地への期待を込めて)一発屋にならないように」とエールの言葉で締めくくった。 最後にフォトセッション。全てのイベントプログラムが終了し、その後、別会場で「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017 懇親会」が行われた。(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )