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2016/01/27

【野村総研】「マーケティング分析コンテスト2015」の受賞者を決定~過去最多の67作品から、着眼点や分析手法に秀でた3作品を選出~

| by:ウェブ管理者
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:嶋本 正、以下「NRI」)は、「広告主が、戦略立案に活用できる分析とは」をテーマとした、「マーケティング分析コンテスト2015」の最終審査を行い、過去最多となる67件の応募作品の中から、最優秀賞、優秀賞、佳作をそれぞれ1作品ずつ選出しました。
今年度の特徴として、応募作品全体のレベルがこれまでになく高まっていることが挙げられます。また、大学学部生の作品が多数、最終審査へ進み、大学院生や教員等の作品と賞を競う躍進も見られました。こうしたことから、誰もが比較的容易に「ビックデータ」を活用できる土壌が広がっていることがうかがえます。

シングルソースデータを利用した分析コンテスト
本コンテストは、消費者の行動と企業の施策の相互関係や影響を「見える化」するサービス「Insight Signal(インサイトシグナル)*1」において、NRIが独自に収集したシングルソースデータ*2を参加登録者に提供し、マーケティング指標や分析手法に関する斬新なアイデアを募集するものです。さまざまな視点から生活者の購買要因の掘り下げが行われ、学術研究や企業の広告・マーケティング戦略に活用されることを目的として2007年度から毎年開催しており、今年度で9回目になります。

時流に沿ったテーマに、過去最多67件の応募
昨今の好調な業績を背景に、落ち込みが続いていた企業の広告投資は回復基調にあります。しかし、以前とは異なって、多くの企業では緻密な計算に基づいて広告出稿の戦略立案をする傾向にあり、そのためのデータや分析結果をこれまで以上に必要としています。このようなニーズの変化に鑑み、「広告主が、戦略立案に活用できる分析とは」をテーマとして作品を募集しました。
これに対して、今年度のエントリー(参加登録)数*3は145件、応募作品数は67件に上り、後者は昨年同様、過去最高を更新しました。企業が単独で行う広告・マーケティング領域でのコンテストとしては、国内で最大級です。

ユニークな着眼点の作品や、分析手法に工夫を凝らした作品が目立つ
昨年11月の予備審査を経て、12月21日に審査員6人による本審査を実施し、「分析結果が有益」「分析ロジックやプロセスに優れる」「視点や仮説設定が斬新」「ビジネス実務への展開が可能」など、多面的な視点で議論した上で各賞を決定しました。今回は、着眼点の面白さや、テレビCMへの接触データを上手に取り扱っている作品が目を引きました。
阿部周造審査委員長(横浜国立大学名誉教授)は、「例年感じることだが、今年は以前にも増して参加者のレベルが高まっていた。手法についても単なる重回帰分析ではなく、さまざまな工夫があり、着眼点についてもうならされるような目新しい作品も多数あった。既に『巨大なデータを下処理する』ということは誰でもできるような土壌ができあがっており、今後は『(下処理したデータを)いかにどう料理するか』ということに力がそそがれるようになるであろう」と総括しました。

最優秀賞
「トクホ飲料における消費者属性・広告効果の分析」

東京工業大学 工学部社会工学科4年
天野 慶(あまの けい)さん

優秀賞
「ライン拡張商品導入期における広告効果の分析とTVCM出稿戦略の提案~ふんわり鏡月を例として~」

同志社大学 文化情報学部文化情報学科 博士課程前期2年
生田 洋輝(いくた ひろあき)さん

佳作
「セルフコントロールと選択決定~非認知能力に着目したマーケティング~」

関西大学 経済学部3年
馬 強(ば きょう)さん

原文はこちら
http://www.nri.com/jp/news/2016/160126_1.aspx

18:06 | IT:一般
 

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