(2012/02/01)
当社子会社による、Ｋ-１Global Holdings Limited の株式取得等
http://www.hd.emcom.jp/pdf/20120131_001.pdf

株式会社ＥＭＣＯＭホールディングス（本店：東京都千代田区、代表取締役社長：上野良治、以下ＥＨＤ）および100％子会社である株式会社ＥＭＣＯＭエンタテイメント（本店：東京都千代田区、代表取締役社長：金学敏、以下ＥＥ）は、本日開催の取締役会において、世界的に話題の格闘技イベント「Ｋ-１」を企画・主催・制作運営するＫ-１Global Holdings Limited（本社：Hong Kong、代表者：金 健一、以下、Ｋ-１Global社）の株式を取得し、同社を子会社化することについて決議いたしましたのでお知らせいたします。 また、それに伴い、株式会社バルビゾンが保有する国内商標権およびアーカイブ取得のための資金として、ＥＨＤからＥＥを通して、Ｋ-１Global社に対し548,750千円の貸付を行います。

１．新規事業の概要
現在当社グループは、金融・システム開発事業、不動産事業を営んでおりますが、当社を取り巻く経営環境におきましては、非常に厳しい状況が続いております。特に金融サービスにおいては、昨年８月に施行されたＦＸ取引におけるレバレッジ25倍規制の影響、また市況の変動によりレベニューシェア型ASP事業が伸び悩んでいることなどが主な要因で、続き厳しい状況が想定されます。このような状況の中、世界的に話題の格闘技イベント「Ｋ-１」ブランドをライセンスし展開することを目的とした新規事業を開始することとなりました。

２．新たな事業の概要
(1)新たな事業の内容
今後、K-1Globailとともに格闘技イベント「K-1」の企画及び主催、これに関連するライセンス事業とON LINE ITビジネスに重点を置き、興行及び大会イベントは欧州、米国、アジアの優秀なスポーツマーケティング専門会社に委託し展開してまいります。
(2)当該事業を担当する部門
㈱ＥＭＣＯＭエンタテイメント（当社子会社、平成23年８月ＥＭＣＯＭ ＦＩＮＡＮＣＩＡＬから商号変更）知的財産権の管理、投資事業、コンサルティング、その他事業全般の管理業務を行います。

３．当該事業の開始のために支出する金額及び内容
ＥＨＤからＥＥを通して、Ｋ-１Global社に対し５億48百万円の貸付を行い、株式会社バルビゾンに対して国内商標権とアーカイブの取得のために５億48百万円を支出します。

４．株式取得の理由
「Ｋ-１」は、空手、キックボクシング、カンフー、拳法などの立ち技競技を複合した新しいスタイルの格闘技として幅広い年齢層に絶大な人気を得ている格闘技イベントです。1993年より、キックボクシング、空手などの打撃系立ち技格闘技の世界最強を決める事を基本コンセプトに旗揚げされました。イベントシリーズとしては、これまでにＫ-１ ＷＯＲＬＤ ＧＰ（無差別級（ヘビー級、スーパーヘビー級））、Ｋ-１ ＷＯＲＬＤ ＭＡＸ（ミドル級、ライト級）、Ｋ-１ ＷＯＲＬＤ ＹＯＵＴＨ（20歳以下のファイター）、Ｋ-１ 甲子園（高校生ファイター）Ｋ-１ ＦＩＧＨＴＩＮＧ ＮＥＴＷＯＲＫ（海外における大会）等様々な大会の興行運営の実績があります。国内においては、1997年には「三大ドームツアー」と称してナゴヤドーム、大阪ドーム、東京ドームで大会を開催いたしました。また、他に例を見ない海外での格闘技興行としても、Ｋ-１初の海外大会をアンディフグ選手の母国であるスイスのチューリッヒで開催し、2000年には、『Ｋ-１ ＧＲＡＮＤ ＰＲＩＸ』シリーズを『Ｋ-１ ＷＯＲＬＤ ＧＰ』シリーズと改称し、北米、ヨーロッパ、豪州などで地区予選大会を開催するなど本格的に世界進出を開始し、格闘技イベントとしての十分な実績と経験を有
しております。近年ではK-1出身のアリスター・オーフレイム（Alistair Overeem）選手がブロック・レスナー（Brock
Lesnar）、元UFC世界ヘビー級王者との試合で1R 2:26 TKOで勝ち、「K-1がUFCを破った！」とネット上で知
られています。Ｋ-１Global社は、このような格闘技イベント「Ｋ-１」の運営を行う、平成23年８月にHong Kongで設立された会社です。欧州と米国、アジア等での試合イベントだけではなく、ONLINE、MOBILEコンテンツでの収益が強く見込まれるＫ-１事業を展開することといたしました。また、現在、株式会社バルビゾンが保有する商標権を取得する目的で、ＥＥからＫ-１Global社に貸付を行う金銭消費貸借契約書を締結いたしました。

詳細はこちら
http://www.hd.emcom.jp/pdf/20120131_001.pdf

以上