アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、2015年度の売上高が、過去最高となる31億6,000万ドル(為替変動の影響を除いた場合の対前年比6.4%増、ドルベースで2.3%増)を記録したと発表しました。2015年は、リスク管理、不正取引防止、セキュリティ・インテリジェンスに対するアナリティクスの需要が伸び、SASの40年連続増収の大きな牽引役となりました。新製品のソフトウェア販売は12%の増加となり(為替変動の影響を除く)、「SAS Analytics」に対するかつてない需要の伸びを反映したものとなりました。
業界別売上構成比で一番高かったのが金融サービス、政府、保険業界でした。Bank of America、HSBCをはじめ、ドイツの保険会社Munich Re、アイルランドの大手リテールバンクのpermanent tsb、ならびにDelaware State Policeやカリフォルニア州のOrange County Child Support Servicesなどの数多くの米国政府系機関が顧客に名を連ねています。また業界別売上で特に顕著な伸びを示しているのが、銀行、製造業、小売り、サービスの業界です。