三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:常陰 均/以下「三井住友信託銀行」)は、オルタナティブ運用全般を強みとする英国の資産運用持株会社である Man Group plc(グループ CEO:マニー・ローマン/以下「Man グループ)と資産運用・管理面での一層の連携強化を進めていくことで合意し、Man グループと新たに業務提携契約を本日締結しましたので、お知らせいたします。
Man グループは世界最大級のヘッジファンド運用会社であり、英国のみならず、日本、米国、豪州におけるグローバルなネットワークを保有しています。三井住友信託銀行は、Manグループ傘下のFRMとの間で 2005 年に出資・業務提携を開始しておりますが、今般、その業務提携の領域を Man グループ全体に拡大します。また、現在三井住友信託銀行が持分出資(持分約 40%)を行う英国資産運用会社NewSmith LLP(会長:ポール・ロイ/以下「NewSmith」)を Man グループが事業買収することについても合意しました。これらにより三井住友信託銀行は、グローバルなサービスの更なる拡充に向けて Man グルー プとの連携を強化してまいります。
(2) 今回の業務提携により、提携範囲は従来の FRM から、AHL、GLG、Numeric といった Man グループ全体に拡大することとなり、三井住友信託銀行においては、評価の高い同社運用商品群全般の提供が可能となります。また、提携範囲も従来の商品提供中心から、共同商品開発やマーケティング、資産管理業務まで含めた内容へと拡充されます。
2. 業務提携の目的 (1) 三井住友信託銀行は、従来より Man グループと資本・業務提携を通じた協働体制を構築し、主に日本における幅広い投資家の皆様に、優良なオルタナティブ運用商品と三井住友信託銀行が有するコンサルティング営業力を融合させて最適なソリューションを提供してまいりました。グローバル展開を強化するにあたり、今後は Man グループ全体の幅広い商品提供や拠点網の活用、両社の強みを融合した協働ファンドの組成等が可能となります。
(2) Man グループも総合運用機関を志向する中において、グローバルな商品ラインナップおよびネットワーク拡充を図る方針を掲げており、今般の三井住友信託銀行との提携強化およびNewSmith の事業買収による運用力強化はグローバル運用機関としてのプレゼンス向上に資するものとなります。