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2013年9月25日(水)、サンガード・ジャパンは、中央区日本橋室町にある野村コンファレンスプラザ日本橋において、「不透明な景気回復期にいかに効率的なアセット・アロケーションを実現するのか?(Making Your Asset Allocation More Effective in an Uncertain Recovery)」を開催した。
中央銀行の景気刺激策の効果と米国の量的緩和の後退をめぐり、様々な懸念が再燃、投資リスク管理が一段と困難な課題として再浮上してきている中、リスク業界からサンガードとファクトセットより2人のエキスパートを迎え、アセットマネージャーをはじめとする金融機関の担当者やシステムベンダーの関係者向けに、投資のプロフェッショナルがプレトレード・ベースでリスク情報の活用を支援するAPTに付随する取組みについてのプレゼンテーションと懇親会が行われた。
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冒頭に、サンガード・ジャパン代表取締役 仁木 清 氏による開催挨拶の後、最初に「不確実な回復の中でのより有効な資産配分(サンガード APT製品部門のリサーチ・ヘッド Laurence Wormald氏)」ではシナリオ分析によるリスクの把握および分散とヘッジについて、次の「アロケーションプロセスにおけるEx-Ante分析とシナリオ分析の活用方法(ファクトセット バイスプレジデント Protfolio & Quantiative Analytics Specialist Matthew Van Der Weide氏)」では、資産クラスの相関およびリバランスとベンチマークミスマッチの測定についてプレゼンテーションを実施、来場した金融機関やシステムベンダーの担当者へアセット・マネジメント市場に対する見解を示した。
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また、終了後には、隣接するレセプション会場において用意された料理と飲み物を片手に講演者と来場者を交えた懇親会が行われ、プレゼンテーションに関する質疑応答、意見情報交換とネットワーキングが繰り広げられた。
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サンガードは、アセット・マネジメント、ブローカレッジ、バンキング、資本市場、コーポレートリクイディティ、ウェルス・マネジメントのほか、保険やエネルギーなどのセクターに向けて、世界の金融システムを支えるソフトウェアを常に発展させるというミッションのもと、25年もの間、システム管理およびソフトウェア開発に携わり、その経験をもってグローバルに金融業界をリードしている。
(取材、撮影、記事: 藤野 宙志 / 編集・制作:柴田 潔)