2016年5月12日(木)、マネーフォワードは、 森永プラザビル本館にあるマネーフォワードオフィスにおいて、エンジニア、スマホアプリの設計・開発、サービス開発者向けに「Tech Meetup by MoneyForward」を開催。Fintechサービスの設計・開発に携わるマネーフォワードのエンジニアとの交流の場が催された。
同社は、自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」(利用者350万)やビジネス向け「MFクラウドシリーズ」(50万のユーザーと1,900の会計事務所)を提供するFintechを代表する企業の1社。これまでの累計調達額は37億円超、多くの金融機関と資本業務提携し、組織も急拡大している。
冒頭に、マネーフォワード 取締役 兼 Fintech研究所長 瀧 俊雄氏より挨拶。同社で初めてとなる「Tech Meetup」を開催した背景について解説。どんな人たちが、ものづくり/サービスづくりに関わり、採用や組織づくりで意識していることなど広く共有すべく、今後も「Tech Meetup」シリーズをさまざまなジャンルで行っていきたいとした。
「自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」の開発」では、エンジニア 鈴木 信太郎氏が登壇。ユーザーニーズの把握から改善・主要KPIの事例(曜日/時間別プレミアム入会数、連携口座数とアクセス頻度の相関)、実装技術や最近のトピックなどを紹介。
「法人向けクラウドソフト「MFクラウドシリーズ」の開発」では、会計チーム リーダー 谷口 徹氏が登壇。公認会計士でもあるエンジニアとして会計・確定申告「MFクラウド」の開発に携わる中で、ものづくりの体制・文化・研修制度を紹介。ユーザーに最高の体験を届けることが最重要とした。
パネルディスカッション「マネーフォワードとFintech」では、鈴木氏、谷口氏、そして、マネーフォワード 取締役 CTO 浅野 千尋氏も参加。浅野氏より自己紹介と共に同社の強みでもあるアカウントアグリゲーションの基盤づくりに際し、意識してやってきたこと/気を付けていることについて披露。瀧氏がモデレーターを務め、開発者の視点から見たFintech開発環境に対する所感、金融知識の身に着け方、OSS(オープンソース・ソフトウェア)の利用や設計思想のほか、会場からの質疑応答を含めた参加者一体のフランクな全体ディスカッションが行われた。
そして、懇親会では浅野氏より乾杯の挨拶が行われた後、用意された軽食と飲み物と共に、登壇したエンジニアと参加したエンジニア同士の歓談の時間を楽しんだ。
Fintechがもたらす社会変革。想いと熱意があれば、金融とITを使い誰もが社会課題を解決できる時代。しかし、実際に解決に向けたアイデアを実現するためにはユーザー目線のシステム実装と地道な改善が欠かせない。今後の同社の「Tech Meetup」シリーズの開催を通じて、業界課題の一つであるエンジニア人材の裾野拡大につながることに期待したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )