(2011/3/25)
子会社における債権の取立不能のおそれに関するお知らせ
http://www.okasan.jp/news/osg/news.php?cat_No=01&year_No=2011&id_No=110325
当社子会社の岡三オンライン証券株式会社(所在地:東京都中央区、代表者:取締役社長 池田嘉宏、事業内容:証券業、資本金:80億円)(以下「岡三オンライン証券」)において、債権の取立不能のおそれが発生しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1.発生した事実の概要
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震後の国内株式相場の急落等に伴い、岡三オンライン証券において、株価指数先物・オプション取引顧客における決済損に対する不足金が約18億円発生いたしました。
2.当社および岡三オンライン証券の業績に与える影響
上記不足金額につきましては、現在、該当顧客の預かり資産の売却代金又は該当顧客からの入金等により回収を図っておりますが、速やかに入金されない不足金残高については、今後の回収可能性を個別に勘案し、平成23年3月期決算において貸倒引当金繰入れによる損失計上を行う見込みです。なお、平成22年12月末における当社の連結純資産は1,139億円であり、当社の財政状態を損なう規模の損失ではありません。
一方、岡三オンライン証券においては、本日付で当社を引受先とする20億円の第三者割当増資を実施いたしましたので、これにより今回の損失計上後も同社の財政状態に問題は生じない見込みです。
また、岡三オンライン証券では現在、追加的な損失を抑制するために、株価指数先物・オプション取引時の必要証拠金の引き上げ、建玉上限の引き下げなどの措置を講じております。