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2021/12/20

【ISID】ISID、日銀決済流動性管理システム「Stream-R」の「SWIFT ISO20022対応オプション」を提供~SWIFTNetの電文フォーマットISO20022移行に対応~

| by:ウェブ管理者
株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下 ISID)は、金融機関向け日銀決済流動性管理システム「Stream-R(ストリームアール)」において、国際金融ネットワークであるSWIFTNet※1の電文フォーマットISO20022※2移行に対応した「SWIFT ISO20022対応オプション(以下 本オプション)」を開発し、このたび提供開始しました。
Stream-Rは、日本銀行が運営する日銀ネット※3の即時グロス決済(RTGS決済)※4に対応した決済管理システムです。各金融機関が日銀ネットを通じて行う当座預金や国債、外国為替等の決済に関するプロセスの統合的な管理を実現します。外国為替円決済業務においては、SWIFTNetと日銀ネット間の決済に関する電文送受信や、取引管理、残高管理などを行っています。

背景
SWIFTNetを運用する国際銀行間通信協会(SWIFT)は、現在、SWIFTNetに採用している電文フォーマットを固定長形式であるMT(メッセージタイプ)フォーマットから、XML※5形式であるISO20022 Ver.8フォーマット(以下 新フォーマット)へ移行を進めており、2022年11月から本格利用を開始する予定です。新フォーマットはMTフォーマットと比べてより多くの項目を有し、高い柔軟性と拡張性を持つため、送金元や送金先の個人特定などが容易でアンチマネーロンダリングの観点でも有用と期待されています。

一方、日銀ネットの電文フォーマットは、現時点で新フォーマットに対応しておらず、移行時期も未定であるため、外国為替円決済業務を行う金融機関は新フォーマットの本格利用に際し、MTフォーマットと新フォーマット間の差異を埋めるため個別対応が必要となります。

ISIDはこの状況を受け、Stream-Rにおいて、新フォーマット移行により追加された項目に対応したデータ連携を実現するため、本オプションの開発に至りました。

本オプションの概要
Stream-Rは、外為勘定系システム※6および日銀ネットゲートウェイシステム※7と接続しており、両システムとのインターフェース項目を独自に定義することで、SWIFTNetのMTフォーマットと日銀ネットのISO20022 Ver.3フォーマット間の差異に対応しています。

本オプションでは、SWIFTNetにおける新フォーマット移行で追加された項目へ対応し、日銀ネットとのデータ連携を可能とするため、両システムとのインターフェース改修等を行いました。これにより、決済ネットワーク上でデータ欠落することなく決済情報の連携が可能となります。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000043138.html

15:06 | IT:一般
 

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