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2023/05/09

【ジェイ・ディー・パワー ジャパン】J.D. パワー 2023年米国個人資産運用<フルサービス型>顧客満足度調査~市場パフォーマンスの悪化に伴い、投資家の満足度は低下

| by:ウェブ管理者
 CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である J.D. Power(本社:米国ミシガン州 トロイ)は、現地時間4月4日に、J.D. Power 2023 U.S. Full-Service Investor Satisfaction Study(J.D. パワー 2023年米国個人資産運用<フルサービス型*1>顧客満足度調査)の結果を発表した。本調査は、米国フルサービス投資家向けの資産運用サービスについて聴取したもので、証券会社に対する満足度を測定している。

*1 専任のファイナンシャル・アドバイザーやチームでの対応・アドバイスを受けることが可能な個人向け資産運用サービス。

包括的なアドバイスやカスタマイズされたファイナンシャル・プランニングの欠如により、投資家の満足度は市況頼み
2022年はウォール街にとって2008年以来の最悪の年となり、S&P 500は20%近く下落した。本調査によると、この不況を反映して、総合満足度は前年比でー17ポイント(1,000ポイント満点)となった。個人資産運用顧客の満足度が市況頼みとなってしまう関係性は資産運用業界の課題を浮き彫りにしている。

2023年調査の主なポイントは以下の通り:

フルサービス投資家の満足度は急降下
総合満足度は727ポイントとなり、前年比でー17ポイント低下した。この結果は、投資家の満足度が株式市場のパフォーマンスと連動するという長期的なトレンドと一致している。このトレンドは、サービスの中核となる価値提供が出来ていないアドバイザーが多いことを示唆している。デジタル変革や投資家の行動パターンの変化という重荷の下で既に苦境に立たされている業界の将来にとって、良い兆候とはならないだろう。

包括的なアドバイスを提供しているアドバイザーはごく一部
J.D. パワーでは、あらゆる金融や資産管理のニーズに対応したパーソナライズされた提案を「包括的なアドバイス」と定義している。包括的なアドバイスを提供するためには、アドバイザーが顧客のライフスタイルと目標を深く理解し、顧客の利益を第一に考え、ファイナンシャル・プランを提案し、支払い手数料について顧客が理解しているかを確認し、そして顧客の人生に不可欠な存在となることが必要である。
現在、このようなレベルのアドバイスを提供しているアドバイザーは、わずか11%に過ぎない。それ以外のアドバイザーが提供するのは、トランザクショナル・アドバイス*2(42%)もしくは、ゴールベース・アドバイス*3(47%)である。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000208.000042677.html

15:00 | IT:一般
 

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