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2016/07/13

【日本IBM】IBMとCisco、IBM WatsonとCisco Sparkを活用し、働き方変革を推進

| by:ウェブ管理者
IBM(NYSE:IBM)とCisco(NASDAQ:CSCO)は本日(現地時間)、市場をリードする各社の強みを融合し、ナレッジ・ワーカーのコラボレーションと業務のあり方を変えるべく、協業することを発表しました。これにより、IBM Watsonを活用した一連のクラウド・ベースの業務用ツールおよびアプリケーションを共同で開発します。

変革の一環として、Cisco SparkやWebExといった Ciscoのセキュアな業務用コラボレーション・プラットフォームと、IBM VerseやIBM ConnectionsなどのIBMのクラウド・コラボレーション・ソリューションを統合し、さらにIBMのコグニティブ・コンピューティング機能を活用します。

両社は、IBMの高度なアナリティクス、IBM Watson、電子メールおよびソーシャル製品群を、Ciscoのコラボレーション・ソリューション(ビジネス・メッセージング、ミーティング、電話などの製品群)と融合することで、従来より簡単にコラボレーションできる環境の実現を目標としています。また、あらゆる種類のデータを活用する共同ソリューションを設計し、人々の生産性向上と作業時間の短縮を目指します。この目標を達成するには、業務におけるアプリケーションや機能から、各従業員の役割やこれまでの業務処理のパターン、現在行っている業務などのデータに基づく確かな洞察を適切な文脈でいつでも提供できる必要があります。

Watsonを活用し、強固なパートナー・エコシステムの支援を得ることで、IBMとCiscoは協力して新たなソリューションを提供します。例えば、金融アドバイザーなら、Ciscoのビデオ会議で重要な投資家と会合する際に、IBM Watsonサービスからリアルタイムのアドバイスを受け、必要な業務を自動処理してもらうと同時に、ファイルをIBM Connectionsで安全に保存して利用できるようにしたり、WebExを通じて共有することで円滑なコラボレーションが可能になるでしょう。

IBMとCiscoは、現在の急速に変化する業務環境の課題に連携して対応します。ある調査では、現在、一般的な従業員は11分ごとに集中を妨げられ、業務に集中しなおすのに平均で25分かかるとされています。*1 また、人々は必ずしも効果的ではない方法で作業処理のスピードを上げて遅れを取り戻そうとしますが、結果的により多くのストレスを感じ、不満を募らせ、時間的プレッシャーは増すばかりです。*2 最高のコラボレーション・ツールとコグニティブ・ツールを統合することで、IBMとCiscoは、より人々を元気付け、生産性が高く、データに基づいて意思決定ができる職場を実現したいと考えています。

IBMコラボレーション・ソリューションのゼネラル・マネージャーであるインヒ・チョー(Inhi Cho)は、次のように述べています。「現在多くの従業員向けのツールを利用できますが、選択肢が多いためにそれらツールが従業員の業務効率を損なう可能性があるというのは皮肉なことです。IBMとCiscoは、両社のテクノロジーの強みを組み合わせ、さらに、複数のチームで業務を果たす方法を理解することにより、イノベーションの促進と生産性の向上に必要な次世代のコラボレーション・ツールを提供できます。アナリティクス技術やコグニティブ技術をこうしたソリューションに取り込むことで、文脈に応じて何が重要なのかを学び、ユーザーに代わって適切な措置をとることができるようになると私たちは考えています」

両社の取り組みの目標は、IBMとCiscoの製品群を統合してシームレスに連携させ、ユーザーに代わってスケジューリングやメモ取りなどの日常的な作業を完了できるようにし、特定の作業の文脈に応じて人々やコンテンツを率先して結び付けることです。

Cisco Cloud Collaboration Technologyのシニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるイェンズ・メガーズ(Jens Meggers)氏は、次のように述べています。「Ciscoでは、コラボレーション体験を向上させるため常にイノベーションを進めていますが、当社の製品群を次の段階に発展させるには、今が最適な時だと考えています。それが現段階での当社の目標です。思考を加速し、IBMと共に次世代のコラボレーションを作り上げていくということです。我々は今、驚くような次世代の『インテリジェント・コラボレーション』を提供し、企業がこの激動するデジタル世界で勝ち残ることができるように支援します」

当新ソリューションでは、オンプレミス、デスクトップ、クラウドなどの環境にかかわらず、あらゆる形式の構造化データおよび非構造化データを取り込むことができます。また、数百もの業務関連タスクを処理するアプリケーションにより、あらゆる種類のデータの検索、活用、分析を行うよう設計され、ワークフローにおける重要なパターンを見い出して、日々の活動やコミュニケーションを通じて本質的かつ実行可能な知見を提供します。

当共同ソリューションでは、IBM WatsonのAPIやIBM ConnectionsのAPIのほか、Cisco SparkのAPIやWebExのAPIを活用します。これにより、複雑で無秩序なコラボレーションおよびコミュニケーション環境に優先順位を付けたり、ユーザーが必要な時にすぐに強力なコグニティブ機能を活用できるようになります。


原文はこちら
http://www-03.ibm.com/press/jp/ja/pressrelease/50177.wss

18:04 | IT:一般
 

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