金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【IT業界ニュース】 >> 記事詳細

2014/11/06

【日本IBM】IBM、グローバル・ビジネス向けに業界初のインテリジェント・クラウド・セキュリティー・ポートフォリオを公開

| by:ウェブ管理者
最大のエンタープライズ・セキュリティー管理ベンダーが、クラウド内のユーザー、データ、アプリケーションを保護する優れたツールを発表

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2014年11月5日(現地時間)発]
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長、社長兼CEO:バージニア・M・ロメッティ、NYSE:IBM)は本日、クラウド内のユーザー、データ、アプリケーションを保護する業界初のインテリジェント・セキュリティー・ポートフォリオを開発したことを発表しました。クラウド、セキュリティー、アナリティクスのサービスとソフトウェアへのIBMの投資を基に開発されたこの新しいオファリングは、高度なアナリティクスを用い、エンタープライズ、パブリック・クラウド、プライベート・クラウド、モバイル・デバイスからなるハイブリッド・クラウド・モデル全体において、ビジネスで最も重要なデータとアプリケーションを保護するよう設計されています。

クラウドの活用が急速に広まる中、ますます高度化し防御が難しくなっている攻撃からITシステムを守るための課題に、企業は引き続き取り組んでいます。現在、セキュリティー侵害の75パーセントは、発見するのに数日、数週間、場合によっては数カ月を要しており、攻撃者によって加えられる被害は大幅に増しています。

IBM Security Systemsのゼネラル・マネージャーであるブレンダン・ハニガン(Brendan Hannigan)は、次のように述べています。「お客様は現在、稼働している重要なワークロードをクラウドへ移行しており、そのワークロードがエンタープライズ・クラスのセキュリティーで保護されることを期待しています。私たちは、セキュリティー・ポートフォリオ全体をクラウドへシフトしており、お客様がユーザー・アクセスのロックダウンやデータの制御を行ったり、可視性を保つのを支援します。脅威に対し可視性を適切に保てば、エンタープライズは、よりセキュアにユーザー、データ、およびプロセスをクラウドに接続できます。」

IBMの新しいクラウド・セキュリティー・ツールは、実績のあるアナリティクスを使用して、プライベート・データ・センターからクラウド、そして各従業員のモバイル・デバイスに至るまで、ビジネス全体のセキュリティーの状態を企業が明確に把握できるようにします。この先例のない「統合ビュー」は、誰がクラウドを使用しているか、どのデータに各ユーザーがアクセスしているか、そしてどこからアクセスしているかを明確に示します。

開発者であれ基幹業務のエグゼクティブであれ、さまざまなユーザーが使用できるよう設計されているこのポートフォリオには、IBMのSoftLayerなどパブリック・クラウド・サービス用のアナリティクスおよびセキュリティー・インテリジェンスも含まれています。さらに、このオファリングは、IBMのManaged Security Servicesプラットフォームをに基づいており、IBMユーザーのクラウドだけではなく、Amazon Web ServicesやSalesforce.comといったクラウド・ユーザーのセキュリティー強化にも役立ちます。
また、お客様は、IBM Managed Security Servicesが30カ国以上でモニタリングした、一日200億件以上のセキュリティー・イベントから得られたインテリジェンスを活用できます。この洞察により、お客様は脅威をリアルタイムで識別でき、高度な攻撃に直面してい企業を、プロアクティブに防御できます。

約150人の最高情報セキュリティー責任者(CISO)を対象としたIBMの新しい調査によると、85パーセントが、現在自社組織がクラウドへ移行中であると述べている一方、およそ半数の大手クラウド・プロバイダーがセキュリティー侵害にみまわれると予測しています。こうした課題にもかかわらず、お客様のデータや機密データを処理する重要なワークロードは、今もクラウドへ移行中です。

IBMの新しいDynamic Cloud Securityポートフォリオは、オンプレミス、クラウド、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)、およびモバイル・アプリケーションの間に存在する可能性があるセキュリティー・ギャップに対処します。このポートフォリオは、アクセスの認証、データの制御、可視性の向上、およびクラウド向けのセキュリティー運用の最適化に重点を置きます。過去1年間にわたり200名のエンジニアによって開発されたこの新しいツールは、クラウドにもオンプレミスにも展開でき、お客様が管理しているハイブリッドのIT環境に対応します。


【クラウド全体にわたる可視性】
各組織がますますパブリック・クラウド・サービスを利用するようになっている中、こうした組織は、エンタープライズおよびクラウド全体で、ユーザー、アプリ、ネットワーク、モバイル・デバイス、その他の資産のセキュリティー状況を動的に分析できる必要があります。IBMの新しいDynamic Cloud Securityポートフォリオは、業界をリードするセキュリティー・アナリティクス・プラットフォームであるIBM QRadarを、IBMの SoftLayerや、Amazon Web Servicesなどその他のパブリック・クラウド・サービスに拡張します。


【ユーザーはより安全にクラウドに接続】
IBM Dynamic Cloud Securityポートフォリオの新しいオファリングのいくつかは、組織が自社のデータ・センターをパブリック・クラウド環境に拡張する際に、クラウド・サービスへのユーザー・アクセスを保護する上で役立ちます。組織は、ユーザーに適した特権を付与する処理を一元化し、機密データに対して管理者権限を持つユーザーを中心にセキュリティーを一層強化できます。これらのオファリングによって、多要素認証などの適切なレベルの認証制御機能が得られ、アプリケーションへのアクセスをモニターして追跡できるようになります。また、同ポートフォリオの別のオファリングは、開発者がAPIを使用してシングル・サインオン・セキュリティーをアプリケーションに組み込む上で役立ちます。


【クラウドでのデータのロックダウン】
IBM Dynamic Cloud Securityポートフォリオを使用すると、企業は、構造化データと非構造化データの両方に対するアクティビティー・モニタリングなど、クラウド・ホスト型のリポジトリーに格納された機密データの発見、分類、評価を自動化するためのプロアクティブ・ツールを展開できます。プライベート・データ・センターで使用しているものと同種のデータ・アクティビティー・モニタリング・ツールを利用して、クラウドでのアクティビティーをモニターし、クラウドに展開したデータ・ソースに対する監査を一元化できるようになります。

データ保護には、データにアクセスするアプリケーションの脆弱性を発見し修復する作業も含まれますが、開発者にコード内の脆弱性を見分けられるセキュリティーの専門知識がないこともめずらしくありません。そこで、これらの新しいツールは、セキュリティーの脆弱性についてWebアプリケーションとモバイル・アプリケーションの両方をすばやく分析します。これにより開発者は、アプリケーションを実稼働環境に移行する前やアプリケーション・ストアに配置する前に、脆弱性を修正できるようになります。


【クラウドへのセキュリティー運用の最適化】
IBM Intelligent Threat Protection Cloudは、クラウド環境をモニターするためのマネージド・サービス・プラットフォームです。その何十億ものセキュリティー・イベントを利用し、最新の相関技術と外部データ・フィードに基づく高度なアナリティクスを搭載しています。データ・ソースが増加し、企業やインフラストラクチャーの分散化が進むなか、このようなアナリティクスからクラウドで発生している事象への洞察をリアルタイムで得られることで、顧客のネットワークへの侵入をいち早く検出して対応できるようになります。この新しいプラットフォームは、あらゆる企業でよりすばやく脅威に対応し、新しいクラウド・ワークロードを保護する上で役立ちます。これらのサービスは、いつでもどこからでもアクセスでき、任意の組み合わせでさまざまなIT環境に対応するよう設計されています。

IBMグローバル・ファイナンシングでは、IBM Dynamic Cloud Securityポートフォリオの導入を支援する柔軟なファイナンシング・オプションを提供します。初期費用の発生を最小限におさえ、他の戦略的投資にも、有効にキャッシュを活用いただけます。

IBMは、セキュリティー関連収益において2年以上にわたる2桁成長を実現し、世界最大のエンタープライズ・セキュリティー管理ベンダーとなりました。この業界トップの地位は、セキュリティー分野における過去10年間にわたる十数件もの買収、20億ドルを超える精力的な研究・開発、3,000件を超える特許などの継続的な取り組みの成果といえます。

今回の新しいセキュリティー・ソリューションも、エンタープライズ・クラウドの実現に向けたIBMのさらなる取り組みの一環です。IBMはグローバルなクラウド・ポートフォリオの拡充に努めており、これまでにすべての主要市場に40カ所のデータ・センターを開設するための12億ドルの投資のほか、20億ドルを投じたSoftLayerの買収を含む主要なクラウド関連買収への70億ドルの投資を行っています。


【ハイブリッド・クラウドへの移行】
ITアナリスト企業であるGartnerは、2017年末までに大企業の半数近くがハイブリッド・クラウドを展開していることが予想されると報告しています。こうした普及が進むにつれ、IBMを選ぶ企業の数も増加しています。Synergy Researchは、IBMが最大のハイブリッド・クラウド・ベンダーであると報告しています。


【IBMセキュリティーについて】
IBMのセキュリティー・プラットフォームは、組織の人材、データ、アプリケーション、インフラ保護を支援するセキュリティー・インテリジェンスを提供しています。IBMは、IDおよびアクセス管理、セキュリティー情報およびイベント管理、データベース・セキュリティー、アプリケーション開発、リスク管理、エンドポイント管理、次世代型不正侵入に対する保護などに対し、さまざまなソリューションを提供しています。また、セキュリティーの研究・開発、デリバリーを行う世界最大級の組織の運営も行っています。

詳しくは、http://www.ibm.com/security (US)、Twitter(IBMSecurity)、またはIBMセキュリティー・インテリジェンスのブログをご覧ください。

当報道資料は、2014年11月5日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLをご参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/45326.wss (US)


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2014/11/0601.html

17:02 | IT:一般
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.