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2014/04/24

【楽天証券】楽天証券、オンライン証券取引システムを支える 基幹データベース基盤を刷新~パフォーマンスの大幅な向上により、証券取引システムの安定した稼動を実現

| by:ウェブ管理者
楽天証券株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:楠雄治、以下楽天証券)と日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼CEO:杉原博茂、以下日本オラクル)は本日、楽天証券のオンライン証券取引システムを支える基幹データベース基盤である、オラクルの高速データベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine (以下Oracle Exadata)」をアップグレードにより刷新することを発表します。新システムは2014年5月より稼働を開始する予定です。
楽天証券では基幹データベース基盤として、現在稼働中の「Oracle Exadata」を2011年より導入し、運用してきましたが、近年のいわゆるアベノミクス相場や、NISA(少額投資非課税制度)の開始などを背景に個人投資家の取引が急増しているほか、東京証券取引所が計画している株価の呼び値縮小への対応なども控えています。
そのため、将来の取引量の増加に備える一方、お客様に一層強固な投資インフラ環境を提供することを目的として、「Oracle Exadata」の従来モデルからの刷新を決定いたしました。
単位時間当たりの処理能力が旧モデル比で3.3倍(*)になるほか、取引所への株式取引注文の反映速度や取引所からの約定通知の反映速度の高速化(レイテンシの高度化)、バックアップ処理時間の短縮化など、システムの安定稼動により、お客様が安心して取引できる取引環境を実現いたします。
*楽天証券調べ

今回の刷新を決定するにあたり、楽天証券はアプリケーションの書き換えなしで処理性能を容易に拡張できる点をはじめ、移行手順が確立されている点、フラッシュ技術による高速処理、ハードウェアとソフトウェアを一元管理できる運用の容易性などを評価しました。

また、今回の刷新にあわせて、フロント業務を支えるアプリケーション基盤として、オラクルの「SPARC T5」サーバーを導入しています。
旧モデルの「SPARC」サーバーから移行し、約70パーセント(*)の集約率により、設置スペースを66パーセント(*)、消費電力を44パーセント(*)削減できる予定です。また、システムあたりスレッド数(同時処理数)が8倍、メモリ容量が8倍に増加し、市場の急変による突発的な取引量の増加でも安定したシステムの稼動を提供する性能を実現します。
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楽天証券調べ

楽天証券では「Oracle Exadata」のバックアップ・ストレージ基盤として、「Oracle ZFSStorage ZS3」を採用しました。
最大3.4PB(ペタバイト)まで拡張可能で、「Oracle Exadata」と40Gbpsの帯域を備えたInfiniBandネットワークで接続することで、高速なバックアップとリストアを実現し、各処理にかかる時間を85パーセント削減(*)します。
*楽天証券調べ

新システムへの移行にともなう設計・構築・テストは、楽天証券の情報システム部門が主体となり実施しています。また、オラクルのコンサルティング・サービスが、新システムのリソースを効果的に活用する新機能の提案や実装の支援を行い、アップグレードによる効果をより高めることに貢献しています。また、移行にともなう手順などの事前情報提供により、円滑な移行の支援を行っています。


原文はこちら
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/newsrelease/pdf/press20140423.pdf

17:07 | 金融:証券
 

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