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2013/11/14

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2013年11月)~「為替動向」の注目度が上昇。円高ドル安見通しが強まる

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 58.8 と前月比5.8 ポイント上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は58.8 と前回10 月調査の53.0 から5.8 ポイント上昇した。内訳をみると、「1,000 円程度上昇」を見込む回答比率が前月比8.0%ポイント上昇した以外全ての選択肢の回答比率が前月比低下した。特に「2,000 円以上」や「2,000 円程度」の上昇/下落を見込む回答比率の低下が目立った。

(2) 「為替動向」の注目度が上昇
今後3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に続き一位であるものの、前月比では-1.5%ポイントと注目度はやや後退した。一方、「為替動向」の注目度が前月比6.4%ポイント上昇し、上昇幅は全体の中で最も大きく、前月の注目度三位から二位に上昇した。他方、「国内政治情勢」の注目度は前月比-6.9%ポイントと全体の中で最も下落が大きく、前月の注目度二位から四位に後退した。

(3) 「資本財・その他」がDI は前月比下落するものの注目度一位を維持
今後3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDI を見ると、最も注目度の高い業種は前月に引き続き「資本財・その他」となったが、DI は前月比-10.5 ポイントと全業種中最も下落幅が大きかった。一方、前月に大幅に注目度が下落して最下位となった「消費」のDI は依然マイナスではあるものの、前月比+10.8 ポイントと大幅に上昇した。

(4) 円高ドル安見通しが強まる
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安方向を見込む回答比率の合計は44.6%と前月の38.2%から6.4%ポイント上昇した。内訳をみると「5 円程度円高ドル安」を見込む回答比率が前月比+6.9%ポイントと全体の中で最も上昇幅が大きかった。一方、「5 円程度円安ドル高」を見込む回答比率は前月比-4.9%ポイントと全体の中で最も低下幅が大きかった 。

(5) 「日本円」の投資魅力が引き続き一位
今後3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「日本円」の注目度が前月に引き続き一位となった。投資魅力が二位~六位までの通貨は全て前月比でDI が下落した。注目後が引き続き最下位の「中国元」のDI は前月比+4.1 ポイントと全通貨中最も上昇幅が大きかった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20131114/20131114.pdf

18:17 | 金融:証券
 

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