(2012/02/10)
平成24年3月期 第3四半期決算短信【日本基準】(連結)
http://www.acekoeki.co.jp/ir/newsrelease/edited/312.pdf
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の概況は次の通りです。
①商品先物取引業務
当第3四半期連結累計期間の商品先物取引業務は、欧州債務問題や新興国の経済動向などを背景に国際商品市場は活況を呈したものの、平成23年の後半には調整局面を迎えたこともあり、当第3四半期連結累計期間の商品先物取引業務にかかる委託売買高は前第3四半期連結累計期間比7.0%増の949千枚、受取手数料は前第3四半期連結累計期間比12.2%増の26億05百万円となりました。売買損益につきましては、44百万円の売買収益(前第3四半期連結累計期間は11百万円の売買収益)を計上しました。
②外国為替証拠金取引業務
当第3四半期連結累計期間の外国為替市場は、欧州債務問題の長期化や米国経済の先行き不安などから、ユーロ、米ドルについては相場の方向性がつかみづらく、円に資金が向かう展開も見られました。
国内では外国為替証拠金取引(FX取引)のレバレッジ規制が強化されたことから個人投資家の取引が減少する場面もあり、また当社においては平成23年6月末をもって店頭FX取引「エースでねらえ!FX」のサービスを終了したこともあり、当第3四半期連結累計期間の外国為替証拠金取引業務にかかる収益は、前第3四半期連結累計期間比68.5%減の68百万円となりました。
③証券取引業務
当第3四半期連結累計期間の株式市場は、欧州経済への不安、新興国経済の先行き不透明感などを背景に世界的に株式市場の回復が遅れる状況となりました。国内市場においては平成23年3月に発生した東日本大震災の影響や円高の進行を嫌気する様相となったことから、市況回復というところまではいきませんでした。その結果、当第3四半期連結累計期間の子会社アルバース証券株式会社の証券取引業務における営業収入は前第3四半期連結累計期間比5.9%減の1億16百万円となりました。また、子会社の株式会社マックスマネー・インベストメントによる証券ディーリング業務については前第3四半期連結累計期間比52.7%減の80百万円の収益を計上するにとどまりました。
④その他
当第3四半期連結累計期間のその他の事業としては、毎月一定額を積み立てる金の定額購入商品「純金積立」の手数料収入や子会社興栄商事株式会社の事業である損害保険代理店業務による保険料収入などに加え、子会社ビバーチェ・キャピタル・マネジメント株式会社の投資運用業務による運用報酬80百万円(前第3四半期連結累計期間の運用報酬は81百万円)があり、合わせて96百万円の収益(前第3四半期連結累計期間は96百万円の収益)を計上いたしました。
また、当第3四半期連結累計期間における当社グループの営業費用は、グループ全体で経費の削減に努めた結果、前第3四半期連結累計期間比18.1%減の27億91百万円となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は、前第3四半期連結累計期間比2.5%増の30億13百万円、営業利益は2億21百万円(前第3四半期連結累計期間は営業損失が4億66百万円)、経常利益は1億43百万円(前第3四半期連結累計期間は経常損失が5億19百万円)、四半期純利益は1百万円(前第3四半期連結累計期間は四半期純損失が11億75百万円)となりました。