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2016/11/16

【日本ユニシス】地方銀行初、フロント~バック~ミドル業務のSTP化を実現した 市場系システムが福岡銀行、広島銀行で本格稼働開始

| by:ウェブ管理者
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:平岡 昭良、以下 日本ユニシス)は、株式会社福岡銀行(本店:福岡県福岡市、頭取:柴戸 隆成 氏、以下 福岡銀行)、株式会社広島銀行(本店:広島県広島市、頭取:池田 晃治 氏、以下 広島銀行)に、市場系業務のSTP(Straight Through Processing)(注1)化を実現する次世代市場系統合管理システム「Siatolシリーズ(注2)」を導入し、両行は福岡銀行の協力のもと開発したSiatol-FM(注3)での業務処理を開始しました。地方銀行において、市場系分野でのSTP化を果たしたのは両行が国内初のケースとなります。

預金量トップクラスの大手地銀である福岡銀行、広島銀行は、これまで市場系業務のフロント・ミドルの管理システムSkipper(注4)および、バックの管理システムSiatol-NE(注5)を利用していました。今回、市場系業務の事務効率化、最適化、および運用の迅速化を目的に、フロント・ミドルの管理システムについて、Skipperの後継である日本ユニシス「Siatol-FM」の採用を決定し、市場系業務全体を「Siatolシリーズ」で統一し、市場系業務のSTP化を実現しました。
これにより、日本ユニシスは「市場系統合DB(データベース)を中心とするフロント・バック・ミドル」という新しいシステムコンセプトの市場系統合管理システムの提供が可能となりました。

日本ユニシスが提供する次世代市場系統合管理システム「Siatolシリーズ」の導入効果は以下の通りです。

■フロント~バック~ミドル業務までの徹底したSTP化
業務プロセスの視点を重視し、与信枠/リミット枠モニタリング、銘柄管理、約定登録、期日管理、勘定連携までの一連の過程において、データの受け渡しをシームレスに実施します。

■フロント~バック~ミドル業務間で発生する二重作業の排除
金融機関の市場系業務プロセスでは、フロント・バック・ミドルの役割が明確になっています。これまで各業務プロセスは、それぞれ別システムを採用し、取引明細を各システムに個別入力する傾向が強く、入力作業の二重化が発生していました。
今回の導入による実際の効果としては、例えば円資金・国内証券業務において、これまでフロントがSkipperで約定入力した取引をバックは規定の承認を実施した後、この約定をSiatolに再入力していましたが、Siatolシリーズでの統一により、フロントの約定入力をバックが直接確認し承認することになり、フロント~バックの二重作業を排除することが可能になりました。

■市場系業務全般における事務の合理化/規制対応の簡易化
Siatolシリーズでは、フロント・バック・ミドルの中核に「市場系統合DB(データベース)」を配置し、全ての市場取引の約定情報、決済情報、担保情報、会計情報を一元集中管理することで、当局報告書や還元帳票の作成をより簡易に対応し、新しい規制や担保管理、アドホック・コール(注6)にも柔軟かつスピーディに対応できます。
今回の導入による実際の効果として、例えばリスク管理上の補完業務として、手間がかかる「必要担保額」の精査や「担保請求事務」の円滑化、多様な情報を集約しておきたい取引先情報(評価サイクル、格付、信用極度額、MTA、担保掛目等)の管理の一元化が期待されています。

今後、日本ユニシスは、すでに福岡銀行、広島銀行で導入済みの国際系システム(注7)と「Siatolシリーズ」の連携も強化していく予定です。

当社では両行での新システム稼働の実績をもとに、地方銀行への「Siatolシリーズ」の販売体制を強化し、今後4年間で7億円の販売を目指していきます。


原文はこちら
http://www.unisys.co.jp/news/nr_161116_siatol.html

19:05 | IT:一般
 

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