SAPは、金融およびデータ管理ソリューションを、IBM Cloud for Financial Servicesに搭載予定
[米国ニューヨーク州アーモンクおよびドイツ・ヴァルドルフ - 2021年7月28日(現地時間)発/CNW/] - IBM(NYSE:IBM)とSAP SE(NYSE:SAP)は本日、SAPが自社の金融およびデータ管理ソリューションの2つをIBM Cloud for Financial Servicesに搭載し、金融サービス業界におけるIBM Cloudの採用の加速を支援する意向であることを発表しました。このコラボレーションは、企業が業界の厳しいコンプライアンス、セキュリティー、およびレジリエンシー要件に取り組むのを支援するとともに、金融サービス機関のビジネス・トランスフォーメーションおよびイノベーションをサポートすることを目的としています。 銀行や保険会社が、革新的なサービスを提供する必要性と、業界の厳しいセキュリティーおよびコンプライアンス要件を満たすことのバランスを取るようになっているのに伴い、ハイブリッドクラウド環境がますます重要になっています。業界全体のイノベーションに拍車をかけるため、IBMはIBM Cloud for Financial Servicesの提供を開始しました。IBM Cloud for Financial Servicesは組み込みのセキュリティーやコンプライアンス管理の機能を持ち、企業が、IT全体を見据えたモダナイゼーション、トランスフォーメーション、およびイノベーションの妨げとなっているリスクと規制の障壁を軽減できるよう支援します。
IBM Cloud for Financial Servicesは、金融サービス機関が各自のテクノロジー・パートナーやFinTech企業と取引を行うための、高度に保護された専用環境を提供します。IBM Cloud for Financial Servicesに搭載されたSAPオファリングを利用することで、お客様は各自の規制およびコンプライアンス基準に対応することができます。今なお拡大している100社を超えるパートナーのエコシステムとFinTech企業にサポートされているこのクラウド・プラットフォームは、金融機関向けのサプライチェーンのリスクに対処し、新たな収益の機会が生まれることにより、お客様のビジネス・トランスフォーメーションを加速させられるように設計されています。
IBMとSAPは、パートナーシップを継続する中、何百社という企業がオープンなハイブリッドクラウド・アプローチを利用して、業務のデジタル化を支援してきました。SAPはIBMのエコシステムに参加して、IBM Cloud for Financial Services上で、金融リスク、業務、および総支出管理オファリングを提供する意向です。