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2015/09/10

【エス・ピー・ネットワーク】反社・個人情報保護対応も含む企業危機管理の専門会社エス・ピー・ネットワークが、改正労働安全衛生法でストレスチェックの義務化を控えるなか、制度の概要や対応のポイント、活用事例を紹介する「SPクラブ危機管理セミナー」を東京・西新宿の新宿NSビルで開催!

| by:ウェブ管理者



 2015年9月2日(水)、企業危機管理コンサルティング及び危機管理実践対応等の事業を展開するエス・ピー・ネットワークは、企業の労務管理実務が大きな変化局面を迎えるなか、本年12月の改正労働安全衛生法でストレスチェックの義務化を控えていることなどを背景に、制度の概要や対応のポイント、活用事例を始めとした労務コンプライアンスに関する「SPクラブ危機管理セミナー」を東京・西新宿の新宿NSビルにあるスカイカンファレンス ホールで開催した。

 セミナーを開催した同社は、危機が起きる前に発生自体を予防する「リスクマネジメント」と、危機が発生してから早期に元の状態に回復させるの「クライシスマネジメント」があるなかで、既に顕在化している、もしくは今正に顕在しつつある若干の危機の発生を見過ごすことなく対応し、その危機が発現しないための回避行動を含む「ミドルクライシスマネジメント」の理論を軸とした先駆的な取組みを積極的に展開。また、健全かつ継続的な事業拡大を目指す、同社サービスを利用する企業で構成される会員組織「SPクラブ」会員向け定期セミナー「SPクラブ危機管理セミナー」を全国各地で開催しているほか、「反社会的勢力排除の実務」などをテーマとした無料公開セミナーも随時開催している。(セミナー案内



 この日のセミナーは新宿NSビル30階にあるスカイカンファレンス ホールで開催。同会場を月一回程度の頻度で利用しているというが、30階の会場に向かう際に利用するシースルーエレベーターから眺める西新宿の高層ビル街は圧巻の一言だ。東京開催の際は荻窪・インテグラルタワーにある本社セミナー会場でも開催しているが、同地区に本社を置く理由を尋ねると、「地盤が強固なために東日本大震災後に転居してきた」という、危機管理を専門とする企業らしい回答が返ってきた。



 開演時間が近づくと多くの参加者が会場を訪れ始め、同社スタッフが丁重に会場内に案内する。受付で配布される資料には、個人情報保護・漏洩、事業継続マネジメント、震災対策、クレーム対応等の各種危機管理に関するコンサルティングサービスや反社会的勢力対策・対応等の調査、分析サービスに関するパンフレットが入っている。



 開演時刻も迫り、間もなくセミナーがスタートする。ご覧の通り、労務コンプライアンスに関心を持つ多くの企業担当者が会場に集まった。 第1部では外部講師による「ストレスチェック制度」についてのセミナー、休憩をはさんで第2部では自社の講師による「労務コンプライアンスの厳格化」をテーマとした講演が予定されている。



◎営業社員が1億円売上の実績を上げることと同様、労働災害・事故等による大きな企業損失を未然に防ぐことも素晴らしい実績。

 開演後、挨拶に立った同社 代表取締役社長 渡部 洋介氏は、冒頭に「今日は社員から余計なことを話すなと、逆のパワハラを受けてストレスを感じています」と、危機管理会社の代表らしいコメントで会場を和ませた後、「法律によるストレスチェック義務化と実施によって会社に起因するリスクが抽出されるが、これを怠ると万一の事態が発生した際は、会社側の体制が不十分だとの指摘を受ける。チェックした結果を分析し、正確な事態把握に努め、適切な教育等を行って会社が抱えるリスクを軽減する取組が必要だ。」と語った。また、「営業の方が1億円の売上を稼いで貢献することは素晴らしい実績だが、(労働災害・事故等による大きな企業損失を)未然に防ぐことも素晴らしい実績になる。」と、適切な労務管理の重要性を訴えかけて開演の挨拶を締め括った。



 第1部の講演は、メンタルヘルス対策の各種サービスを提供するウェルリンク  メンタルヘルス研究所 所長 小西 喜朗氏による「ストレスチェック制度の概要と5つのポイント」。ストレスチェック制度の導入準備や実施、高ストレス者への面接指導、集団ごとの集計・分析、不利益扱いの禁止やプライバシーの保護といった順に講演は進められていく。

 また、小西は講演のなかで、「意外かもしれませんが、職場にストレスを全くなくそうという考え方は、あれもダメ、これもダメとなって、かえって企業や組織が脆弱化します。例えばネズミでも、全くストレスのないものより、ある程度のストレスを与えたネズミの方が強くなるという実験結果が出ています。ストレスとマネジメント、ストレスと経営という観点で、如何に適切にストレスを管理していくかという労務管理が必要です。」と語るなど、1時間以上にわたって労務とストレスに関する持論を披露した。



 休憩を挟んで第2部は、同社代表取締役副社長 熊谷 信孝氏による「労務コンプライアンスの厳格化への対応」。代表取締役社長 渡部氏も語ったように、営業で1億稼ぐこと同様に、労災や人材流出による損害を防ぐことの重要性を説いた後、労務管理の課題・方向性や取組の事例から労務コンプライアンス体制整備のポイントに至るまで、参加者に分かり易く解説を行った。

 講演した熊谷氏は、大学卒業後、警視庁にて約15年間、主に反社会的勢力による企業対象暴力・民事介入暴力の対策・企業指導(いわゆるマル暴)を担当していたという異色の経歴を持つ強みを生かし、現在は代表取締役副社長として企業危機管理体制構築の実務指揮を執る傍ら、全国各地の証券取引所や商工会議所をはじめとする団体や企業に、危機管理意識を啓発する講演を多数行っているという。

 暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人である反社会的勢力への対策・対応をワンストップで支援する、同社の反社会的勢力対策・対応のサービス概要についてはこちらをご参照いただきたい。

(取材、撮影、記事、
編集・制作:柴田 潔 株式会社グッドウェイ )


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