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2015/10/15

【野村ホールディングス】ノムラ個人投資家サーベイ(2015年10月)~「医薬品」の注目度が引き続き一位、「自動車」の注目度が上昇

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 48.8 と前月比 1.2 ポイント低下
3カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 48.8 と前回 9 月調査の50.0 から 1.2 ポイント低下した。調査時の日経平均株価(15 年 10 月 5 日終値)は 18,005.49円と前回調査時(15 年 9 月 7 日終値: 17,860.47 円)を 145.02 円上回ったが、今後株価が上昇すると予想する回答者が減った。

(2) 「国際情勢」の注目度が低下
今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に続き一位となったが、回答比率は前月比 5.5%ポイント低下した。

一方、「国内政治情勢」と「国内企業業績」、「為替動向」、「国内金利動向」の回答比
率はそれぞれ前月比上昇した。

(3) 「医薬品」の注目度が引き続き一位、「自動車」の注目度が上昇
今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「医薬品」が前月に続き一位となった。「医薬品」の DI は 13.5 と前月比 1.8 ポイント上昇した。「自動車」の DI は前月比 3.6 ポイント上昇、全業種中で最大の前月比上昇幅となった。一方、「通信」の DI は-3.5 と前月比 4.2 ポイント低下した。「素材」と「運輸・公共」の DI もそれぞれ 1.8 ポイントずつ低下した。

(4) アメリカドル/円レートは小幅な動きを見通す回答が増加
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて、「5 円程度円安ドル高」を見込む回答比率は 44.1%と前月比 1.6%ポイント上昇、「5 円程度円高ドル安」との回答比率は38.5%と同 4.5%ポイント上昇した。大半の回答者は、アメリカドル/円レートの急変を想定していないと考えられる。また、円安ドル高を見込む回答比率の合計は 50.3%と前月の49.6%から 0.7%ポイント上昇した。強いていえば、円安ドル高の方向に進むとの見方が増えつつある様子である。

(5) 「アメリカドル」と「オーストラリアドル」の投資魅力が上昇
今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「アメリカドル」が 35.1 で引き続き一位となり、前月比は 1.9 ポイント上昇した。「オーストラリアドル」の DI も前月比 2.4 ポイント上昇した。一方、前月からの低下幅が最も大きかった通貨は「ブラジルレアル」で前月比 5.1 ポイント低下した。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20151015/20151015.pdf

17:10 | 金融:証券
 

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