2022年9月6日(火)~8日(木)、日本経済新聞社は、金融、農業、エネルギーの分野でDXに取り組む企業やスタートアップ等を対象とした「超DXサミット(Super DX/SUM)」を室町三井ホール&カンファレンスで開催した。ここでは3日間にわたって開催されたサミットの一部セッションを写真で紹介したい。
今回のサミットでは「業種を超えて結合するDXが世界を変える」と題して、特定の産業や企業単体での推進ではなく、業種や組織を超えて連携・結合することでイノベーションが生まれ、変革が実現するとして、金融、農業、エネルギーの分野でDXに取組む企業、スタートアップ、AI、IoT、ブロックチェーンなどのテクノロジーで変革をサポートするIT企業が参加し、境界、限界を取り払った議論やネットワーキングが行われた。
<主催者挨拶>
牧江 邦幸氏(日本経済新聞社 執行役員 メディアビジネス担当)
<基調講演>
<パネル>「DX先進企業の試行錯誤から学ぶトランスフォーメーション」
<パネル>「データが導く金融の未来」
ジョエル・リージョナー氏(ペースライン Founder and CEO) ジェフ・ラドゥキ氏(アクセラレント Co-Founder and CEO)
<講演>「MS&ADグループによる共創DX」
<講演>「SMBCグループが取り組む農業・エネルギー・カーボンニュートラル」
<パネル>「STOの進化と展望 ~丸井Gの「応援投資」に見る資金調達とマーケティングの融合~」
加藤 浩嗣氏(丸井グループ 取締役 常務執行役員 CFO)
村上 朋久氏(野村證券 執行役員/インベストメント・バンキング・プロダクト担当)
小林 英至氏(Securitize Japan Country Head, Japan)
松澤 翔太氏(イノベーションコネクト 代表取締役社長)
佐伯 卓也氏(ダイナトレック 取締役 金沢大学 人間社会研究域客員研究員)
バンキング アンド キャピタルマーケッツ(銀行・証券) シニアマネージャー)
小畑 秀樹氏(農林中金総合研究所 常務執行役員)
髙橋 明久氏(ノウタス 代表取締役CEO)
桐戸 優作氏(日本マイクロソフト デジタル・ガバメント統括本部 事業開発担当部長)
<パネル>「世界を変える、スタートアップの破壊的ビジネスモデル」
<パネル>「全国銀行協会のDX事例~TRUSTDOCKのeKYCで個人信用情報のオンライン開示を実現」
<大学ビジコン パネル>「2050年の未来に向けて:大学生のBig Picture構想力への期待」
細井 椋太氏(CoilSite 代表取締役CEO / 東京工業大学 技術経営専門職学位課程 修士2年)
秦 茂則氏(大阪大学 共創機構 機構長補佐 教授)
各務 茂夫氏(東京大学 大学院工学系研究科・産学協創推進本部 教授 副本部長)
<講演>「Web3時代のAI戦略、社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル」
<大学ビジコン ファイナリストピッチ>
予選を勝ち抜いた6チームより、2050年の未来社会に向けて幅広くテクノロジーを活用したビジネスアイデアをピッチ。
<大学ビジコン表彰式>
【最優秀賞】(賞金20万円)Ameigo(東京大学) お空の調子を整える。UAS(ドローン)× 電気パルスで雨をコントロール
【優秀賞】(賞金10万円)e-lamp(慶應義塾大学、法政大学)
心拍フィードバックに合わせて光るイヤリング型デバイス
【ジェトロ賞】HATENA-COLAB(近畿大学、立命館大学、大阪公立大学)
メタバース空間と現実を繋ぐオンライン動物保護支援ゲーム
<パネル>「官民タッグで拓く資産形成の新局面~公的年金シュミレーターと民間DXサービスの連携拡大~」
村井 英樹氏(内閣総理大臣補佐官・衆議院議員(埼玉1区))
岡部 史哉氏(厚生労働省 年金局総務課 課長)
二見 通氏(アフラック生命保険 取締役専務執行役員・CTO(チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー)・
CDIO(チーフ・デジタル・インフォメーション・オフィサー))
瀧 俊雄氏(マネーフォワード 執行役員CoPA、Fintech研究所長)
<パネル>「DX x セキュリティ」が求める政策と企業戦略」
佐々木 弘志氏(フォーティネットジャパン OTビジネス開発部 部長)
坂 明氏(デジタル庁 CISO)
上村 征広氏(MS&ADインシュランスグループ ホールディングス データマネジメント部 部長
/ 三井住友海上火災保険 データマネジメント部 部長)
西村 博之氏(日本経済新聞社 コメンテーター 兼 論説委員)
<スタートアップコンテスト ファイナルピッチ>
SIRC「脱炭素化に向けて電力個別監視、削減に向けた具体施策の提案」
bajji「脱炭素社会の実現を「自分事」に変えるアプリ
DATAFLUCT「生活者の環境貢献を可視化、環境価値を流通するプラットフォーム」
アイ・グリッド・ラボ「AIと余剰電力を活用し地域脱炭素を推進するGXソリューション」
エナーバンク「電力調達のDXで自治体や地域事業者の脱炭素を加速」
コークッキング「中食・外食・食品小売事業者向け、アジア最大の食品ロス削減サービス」
EVモーターズ・ジャパン「独自開発の商用電気自動車の展開とゼロエミッションへの取り組み」
AC Biode「廃プラスチックを低温低圧で、半永久的にケミカルリサイクル」
<結果発表&表彰式>
【Nikkei Award Grand Prize(最優秀賞)】(賞金:100万円)bajji(脱炭素社会の実現を「自分事」に変えるアプリ) 【SMBC Award】EVモーターズ・ジャパン(独自開発の商用電気自動車の展開とゼロエミッションへの取り組み)
【Special Award(審査員特別賞)】SIRC(脱炭素化に向けて電力個別監視、削減に向けた具体施策の提案)
国内外の専門家や企業リーダー、スタートアップ創業者、政策当局者らによるシンポジウムで提示された課題を、さらにセミナーやパネルディスカッション等で掘り下げて議論し、スタートアップを対象にしたピッチコンテストや大学ビジコンも実施された超DXサミットが、業種を超えた企業の意識改革と取組みに繋がることに期待したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )