昨今、働き方改革の推進や新型コロナウイルス感染症対策などを背景にテレワークが浸透しており、社外の PC から企業内のシステムへのアクセスが急増しています。こうした中、企業においては「従業員のパスワード入力の負荷増大」といった課題が顕在化している他、従来の認証方式ではアクセスしている本人の確認ができず、簡単になりすましが可能であることから、「情報漏えいリスクの増加」も課題となっていました。
【エアトラストが活用する「秘密分散技術」】
日本ユニシスとソフトバンクは、こうした課題を解決する新たなセキュリティーサービスを普及させることを目指し、エアトラストを設立しました。エアトラストが提供するセキュリティーサービスは、生体情報などの秘密情報を無意味化および分散化し、その分散片をスマホや PC などに保管する「秘密分散技術」が基盤となっています。この秘密分散技術は、情報セキュリティー国際学会(WISA2019)で最優秀論文賞を獲得した株式会社 ZenmuTech の特許技術を採用しています。この技術は他社の秘密分散技術と比べて、暗号化と復号化を約 10 倍のスピードで処理し、ファイル容量を 90%以上圧縮することが可能です。