(2011/08/10)
平成24年3月期 第1四半期決算短信
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=912498
1. 平成24年3月期第1四半期の連結業績（平成23年4月1日～平成23年6月30日）
(1) 連結経営成績（累計） （％表示は、対前年同四半期増減率）
営業収益 純営業収益 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円％ 百万円％ 百万円％ 百万円％ 百万円％
24年3月期第1四半期 2,027 △31.9 1,989 △32.9 102 △85.4 98 △85.7 56 △85.8
23年3月期第1四半期 2,976 18.6 2,964 19.0 698 10.1 693 9.0 394 △2.3
１．当四半期決算に関する定性的情報
（１）連結経営成績に関する定性的情報
当第１四半期連結累計期間における我が国経済は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にありました。企業部門においては、企業収益の増勢が鈍化するとともに、企業の業況判断も悪化に転じています。一方、家計部門においても、依然として所得・雇用環境は低迷しており、個人消費も下げ止まりの動きが見られるものの低調に推移しました。先行きについては、サプライチェーンの立て直しにより生産活動が回復していくのに伴い海外経済の緩やかな回復や各種の政策効果等を背景とした景気の持ち直しが期待される一方、海外経済の回復鈍化等による景気の下振れ懸念やデフレの影響、雇用情勢の悪化懸念が残っている状態にあります。
外国為替市場においては、米ドル／円相場は、期首は１ドル＝83円台で取引が始まり、前月からのドル買い基調を受けて４月初旬に当第１四半期連結累計期間の高値となる85円台をつけましたが、福島第１原発の事故評価引下げや米国債の格付け見通しの下方修正等を受けリスク回避の円買い等により円高基調での推移となり、6月初旬には79円台まで下落いたしました。その後は、80円台から82円台の狭いレンジで推移し、6月には米雇用統計の予想外の悪化を受け相場に動きが見られる局面もありましたが、総じて低い変動率のなか１ドル＝80円台で期末を迎えました。一方、米ドル／円以外の主要な通貨である欧州・オセアニア通貨の変動率も総じて低く、米ドル／円を含めた全体的な変動率は、極めて低調でありました。
このような中、当社グループは、主に既存顧客を対象として積極的なキャンペーンを展開し、取引機会の増加を図りました。また、外国為替証拠金取引の初心者層を対象とした100通貨単位を最小取引通貨単位とする「パートナーズＦＸnano」において、取扱い全通貨ペアのスプレッドを１銭にまで縮小したほか、週をまたいでポジションを持ち越しできるようにする等、大幅な商品性の改良を実施することにより顧客基盤の拡大、休眠顧客の掘り起こしに努めました。さらに、８月下旬を目処にサービス開始を予定している金と銀を原資産とするＣＦＤ（差金決済取引）の口座開設先行受付を開始する等、新たな収益源の拡大に向けた準備を進めてまいりました。
これらの結果、当第１四半期連結累計期間の外国為替取引高は2,703億通貨単位（前年同四半期比8.4％減）となりました。また、当第１四半期連結会計期間末の顧客口座数は167,644口座（前年同四半期末比27,052口座増）、顧客預り証拠金は36,317百万円（同13.4％増）、有価証券による預り資産額は885百万円（同152.6％増）となりました。
以上の結果、当第１四半期連結累計期間の営業収益は、外国為替取引高の減少に加え業界における競争激化等を背景に取引高当たり収益率が低下した結果2,027百万円（前年同四半期比31.9％減）となり、これに伴い営業利益は102百万円（同85.4％減）、経常利益は98百万円（同85.7％減）、四半期純利益は56百万円（同85.8％減）となりました。
