(2011/01/04)
2011年 年頭所感(グループCEO:宮内義彦)
http://www.orix.co.jp/grp/content/110104ORIXJ.pdf
~オリックスグループを力強い成長軌道に回帰させる年~
(置かれた状況)
我々は、世界的な金融危機を、バランスシートの圧縮、リスク管理の強化により自らの力で乗り越えることができた。これからの成長は、過去のモデルに帰るのではなく、新しいビジネスモデルを確立し、それを進化させることで達成していく。
(力強い成長軌道に回帰させる)
昨年は“守りから将来を見据えた行動への転換の年”としたが、今年はその流れをさらに加速させ、“オリックスグループを力強い成長軌道に回帰させる年”にしなければならない。
(今後の方向性)
日本は、デフレ・人口減少・少子高齢化・円高等の影響から今後も低成長が続き、金融マーケットも危機前の元の姿に戻ることはないと考えている。そのため、金融に専門性を結びつけた「金融+サービス」で事業を構築していく。その方向性のもと、オーガニックな成長に加えて、国内外を問わず手数料ビジネスの拡大につながる有効的なM&A・アライアンスにも取り組んでいく。
(変化の連続が必要不可欠)
企業に最終型というものはなく、日々、変化の連続が必要不可欠である。一人一人が行う仕事が最も時宜にかなっているか、会社にとって本当にプラスになっているかを判断基準とし、環境の変化に合わせた最適な仕事のあり方を考え、柔軟に改善しなければならない。
(無限の未来を開拓)
我々は、これまで「ほかにはないアンサー」をつくり社会に提供することによって、世界の中でもユニークで誰にも真似のできない企業体をつくり上げてきた。社員一人一人の前向きな発想と行動で無限の未来を開拓できる。