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2013/11/18

【アヴァトレード・ジャパン】グローバルに展開するオンライン金融取引ブローカー Ava Tradeグループの中核企業 Ava Trade Ltd.CEO 来日!Ava Tradeグループの戦略について緊急インタビュー!

| by:ウェブ管理者


 Ava Tradeグループは世界で18万以上の口座数を保有し、年間約5,000億ドル以上の取引高を持つグローバルに展開するオンライン金融取引ブローカーで、日本国内では傘下の日本法人アヴァトレード・ジャパンが個人投資家向けのFXサービスを提供している。

 Avaグループの中核企業であるAva Trade Ltd.は、2006年に大手金融機関によって設立され、顧客のサービス、取引の実行性、 価格の透明性、高度な取引ツールにおいて高品質のサービスを提供する事によって、多数の賞を受賞している。こうした中、このほどAva Trade Ltd.CEOであるEmanuel Kronitz 氏(エマニュエル クロニツ氏)が来日したことから、アヴァトレード・ジャパン本社において来日インタビューを実施、Ava Tradeグループの今後の戦略について語った。(インタビュアー:グッドウェイ代表 藤野 宙志)
 

はじめまして。アヴァトレードはグローバルに展開するオンライン金融取引ブローカーとしてFXのみならず商品CFDまで幅広い商品を取扱い、特にMT4やミラートレーダーをはじめとする自動売買サービスに力を入れていれていらっしゃるようですね。久しぶりの来日ということですが、現状について簡単に教えていただけますでしょうか?


はじめまして。はい、今回は1年半ぶりの日本となり、少し間が開いてしまいました。しかし、これは日本を重視していないということではありません。私自身がグローバル展開に多くの時間を費やしていました。アヴァトレードを設立したのは2006年、本社機能はアイルランドのダブリンにあります。パリやミラノにも拠点を持ち、ヨーロッパを伝統的かつ重要な市場として捉えて事業展開しています。現在のアヴァトレード全体の取引高の約4割がヨーロッパ市場で、次いで、湾岸含む中東、およびアジア・パシフィックがそれぞれ2割~3割ほどを占めています。また、シドニーや上海にも拠点を開設し、それぞれ順調に展開しています。

 

日本での取組みはどうですか?


日本でサービスを開始したのは2011年からです。当時は日本のFXブローカーが140社程あった時期で規制強化のタイミングと重なり苦労しましたが、何と言っても日本という国は世界のベスト3の経済大国であり、FXの先進国でもあることから、「世界のアヴァトレード」と称するからには日本に拠点を置かない理由はないと考えていました。「ローマは1日にしてならず」という言葉のとおり、粘り強く取組んできた結果、アヴァトレード・ジャパンの社長として丹羽さんが参画したこともあり、ビジネスも組織もうまく回転し始めたというところです。

 

アヴァトレードの特徴として、目指している大事なことは何でしょうか?


アヴァトレードは日本市場において取引量という意味でガリバーにならなくても良いと考えています。小粒でも強固で信頼される会社であることを目指しています。量より質を大切にしたいということです。これは世界中の全ての拠点に共通することですが、投資家に対して“誠実で合理的な注文執行サービス”を提供し続けていくことが、投資家にとっての満足とアヴァトレードの着実な成功のために何よりも必要なものだと考えています。エンドユーザーである投資家に対する誠実な取組みとアフィリエイトプログラムを通じたベストベネフィットを共有するパートナーオリエンテッドかつ長期的な取組みこそが、今のアヴァトレードを支持して頂いている最大の理由だと認識しています。

 

日本のナロースプレッドについては、どのようなお考えをお持ちですか?


裁量取引にフォーカスしないというわけではありません。しかし、我々はガリバーを目指すためにナロースプレッド競争に参加するつもりはありません。その理由は、今後、日本においても世界標準のスリッページ規制が施行されれば、行き過ぎたナロースプレッド競争は終焉を迎えると思うからです。一方、自動売買においては、アヴァトレードは世界の先駆者だと自負しています。業界で最も早くMT4を導入したFXブローカーであり、ミラートレーダーについてもアヴァトレードが第一号の導入企業です。この分野で培った経験と知識を日本でも活用していくことで、日本の投資家とアヴァトレード・ジャパンのWinWinな関係に繋がっていくことと確信しています。

 

“誠実で合理的な注文執行サービス”とは、スリッページに関することでしょうか?


アヴァトレードは2006年の創業当初からアンフェアなスリッページは行っておりません。更に付け加えると、“誠実”というのはスリッページのことだけに限らず、投資家であるお客様に利益を出し続けてもらうためにどうすれば良いか世界中で行ってきたサーベイから得られたフィードバックを投資家に還元しているということです。利益を出してアヴァトレードを長く利用している投資家は、そうでない投資家に比べて、とてもよく勉強しています。言い方を変えると、「アヴァトレードで取引する理由は?」という問いに対しては投資家教育の充実であり、投資ツールであり、情報であるという回答が返ってきています。何よりも投資家に利益を出して欲しいという想いと、それを実現するためのプラットフォームや情報の提供を重視するスタンスが“誠実”という言葉の意味だと考えています。我々はマーケターとして、ポジションリスクを取ること無く合理的な取引執行プラットフォームサービスの提供を通じたブローカレッジフィーだけに注力しており、他の取組みには興味はありません。


ひとつ付け加えるとFOREX PRESSの記事によると、日本のFXブローカーの平均的なカバー率は2割程度だという説があります。一方、アヴァトレードの平均的なカバー率は96%にも上ります。これは、つまりFXブローカーと投資家との関係が“WinLose”ではなく、“WinWin”であるということです。


その通りです。信じられないかも知れませんが、今でも、アヴァトレード全体で最も取引をしているプラチナ顧客のナンバー1、ナンバー2は、創業した2006年当初に口座を開設したお客さまです。また、アヴァトレードは創業以来、月次決算で過去に一度も赤字になったことがありません。相場次第で大きな利益と損失を月次ベースで繰り返しているFXブローカーも数多くある中、我々のビジネスモデルは大きく異なります。

 

ナロースプレッドを競争の切り札にしないという点では、日本においても同業のマネースクウェア・ジャパンのように投資家教育に力を入れた取組みを行い成功しているFXブローカーもあります。その点では、アヴァトレードも同様のスタンスということですね。


投資家に向けたサービスに必要なことは、一にも二にも先ずは教育だと思います。そして、投資家であるお客さまとの利益相反があってはなりません。これは、私自身がアヴァトレードを創業する前に20年近く個人トレーダーを経験してきたことから、個人トレーダーがブローカーを選ぶ際に何を求めているか実感してきたことです。とりわけ、個人トレーダーの“個人”というところが重要です。大手銀行の社員として雇われた立場で為替ディーラーの経験を持つFXブローカーの経営者は世界に数多くいるでしょう。しかし、彼らは相手の負けが自分たちの勝ちという勝負の哲学が染みついているということが数多くあると思います。アヴァトレードがフォーカスしていることは、あくまでも投資家に向けた洗練した取引プラットフォームの提供とウェブマーケティングであって、行き過ぎたナロースプレッドの中で収益を稼ぐためのディーリングプロセスの追求ではないのです。

 

自動売買サービスがアヴァトレードの強みだというお話に戻りますが、自動売買に対する認知は高まりつつも、日本ではその仕組みの透明性や実際の投資家の中長期的な運用成績に関する事実の可視化、コンテンツの整備や第三者機関による評価など、まだまだ本格的な整備はこれからだと思っています。御社が、MT4やミラートレーダーの先駆者として、世界のマーケットで実際に培ってきた知見や投資家の運用実態を日本で広く開示していくことで透明性を高め、日本の投資家が安心して取組むことができる自動売買サービスの健全な発展に向けて寄与して頂きたいと願っています。


そうですね。先ほどのテーマに上がった「投資家教育」に繋げると、実はアヴァトレード・ジャパンにとって最も重要な外部協力者でもあるアフィリエイト・パートナーは最も優れた教育者であり先生でもあります。私は以前から自動売買とは、投資顧問業が技術革新された世界だと考えていました。これからも優れたアフィリエイトパートナーの方々と二人三脚で投資家であるお客さまの資産運用の補助輪としてサポートしていきたいと思っています。


二人とも是非一度イスラエルに来てください。イスラエル人は実に素晴らしい人種です。日本人とは全然違い(あっ、もちろん日本人がナイスじゃないという意味ではありません(一同笑))、イスラエル人同士の会話は傍から見るとお互い喧嘩しているように感じると思いますが、それは思ったことをストレートに言う、つまり裏表がないのです。「お世辞を言う」というヘブライ語は存在しません。

 

はい、イスラエルには是非一度行ってみたいと思っております。今日は貴重なお話、本当にありがとうございました。


こちらこそ、ありがとうございました。


(取材、撮影、記事: 藤野 宙志  /  編集・制作: 柴田 潔)

 


14:36 | 写真:投資家向け




 

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