今回新たに、開発者向けにAPI管理ソフトウェア「IBM API Management」とゲートウェイ製品「IBM DataPower Gateway仮想エディション」を1年間無償提供します。「IBM API Management」を活用することで、企業はセキュアかつ容易にAPIを作成、公開、運用、分析し、様々なAPIを適切に管理し、サービス開発のスピードを向上することができます。また、「IBM API Management」はBluemixでも提供されているため、スタートアップ企業などが提供するAPIとの接続も容易です。有償で 「IBM API Management for Bluemix」を利用する場合の参考価格は10万回コールあたり 593円(税別)からです。 また、IBMが9月に買収を発表した企業向けNode.jsソリューションのプロバイダー、StrongLoopのソフトウェアを活用することで、企業は世界中で使われているオープンな技術であるNode.jsに準拠したAPIを開発することが可能です。「IBM SDK for Node.js for Bluemix」は100ギガバイト時間使用あたり735円(税別)から利用可能です。 IBMでは、API提供者(企業)がデジタル化された情報資産をAPIとして公開し、API利用者が公開されたAPIを活用して、付加価値を高める新たなサービスを開発し提供することで生み出されるビジネス商圏「API エコノミー」が、2018年には、2兆2千億ドルの市場になり、*2 今後の企業の組織変革やエコシステムの構築、製品やサービスの収益化の原動力になると予測しています。 このAPIエコノミーの発展に寄与するため、IBMはLinux Foundationなどと協業し、APIの標準化および文書化を目的とする「Open API Initiative」を推進しています。また、銀行業界共通のIT標準を策定するためにBanking Industry Architecture Network (BIAN)と、そしてヘルスケア関連の情報交換の業界標準策定に取り組むFast Healthcare Interoperability Resources (FHIR)と協業しています。