日本IBMは本日、ソフトウェア・デファインド・ストレージへの投資の成果として、IBM Spectrum Storageに新たなクラウド機能を追加することを発表します。今回の機能追加により、IBM Spectrum Protectを利用してIBMクラウド上にデータをバックアップすることが可能になります。また、SoftLayerを利用したIBM SaaSソリューションとしてIBM Spectrum Accelerate on Cloudを提供します。
IBM Spectrum Protectはさらに多くのデータをクラウドでバックアップ IBMはIBM Spectrum Protectにより、Gartnerの「エンタープライズ・バックアップ・ソフトウェアおよび統合アプライアンスに関するマジック・クアドラント」(*1)において5年連続で「リーダー」の評価を受けています。今回新たに、企業はクラウド・ゲートウェイ・アプライアンスを経由せず、IBM Spectrum Protectから直接IBMクラウド上にデータをバックアップできるようになります。企業は、バックアップするデータの特徴に応じて、オンプレミスのオブジェクト・ストレージとクラウドを使い分けることができます。IBM Spectrum Protectは、今後、他のパブリック・クラウドにもサポートを拡張する予定です。
IBM Spectrum Protectは、複数のバックアップ・サーバーを統合してコストと複雑性を軽減しながら、モバイル、ソーシャル、「モノのインターネット」などからの増加する膨大なデータを管理できます。また、中堅中小企業であれば、追加のバックアップ・サーバーやメディア・サーバー、重複排除アプライアンスが不要となります。ベータ版を利用したお客様を対象に行ったコスト分析の結果から、IBM Spectrum Protectソフトウェアはバックアップ・インフラストラクチャー・コストを平均で最大53%削減できることが確認されています。(*2)