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2022/02/28

【CyCraft Japan】中国ハッカーが狙う金融機関のサプライチェーン、徹底調査と対策は急務

| by:ウェブ管理者
 近年、金融業界で新しい技術の運用と発展は世界的に注目されている。関連するトピックの注目度も引き続き上昇中だ。それに伴い金融業界での情報セキュリティ危機についての議論も活発になってきた。昨年の2021年11月には、台湾の証券会社や先物取引会社がハッキングされ、発注システムに異常が発生したことが明らかとなり、世間を騒がせた。台湾のセキュリティベンダーである弊社の最近の研究結果によると、ハッカーは台湾の金融組織を攻撃対象としており、実のところ、当時発見されたものよりはるかに深刻な事態だった。おそらく個別の攻撃ケースではなく、組織的かつ長期的に影響を与え続けているものだと思われる。潜んでいるリスクは軽視できず、関係組織には早急な対策が求められている。

 2021年11月のハッカー攻撃を受けて、弊社は金融機関のインシデント調査(Incident Response, IR)を行った際に、第二波のハッキング行為を検知し、その後即詳細なマルウェア分析とフォレンジック調査を開始した。その調査から、第二波の活動のピークは2022年2月10日から13日にかけて行われ、攻撃者のソースIPは香港、QuasarRATというバックドアプログラムを使用していたことがわかった。 マルウェアの起動方法、保護メカニズム、マルウェアと通信しているC2サイドを分析した結果、2021年末の金融セキュリティインシデントと同じ一連の攻撃者の活動は、中国の有名ハッカーグループAPT10によるものと考えられ、台湾国内の金融機関の内部データを盗むことを主目的としていると我々は結論付けた。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000045349.html

15:02 | IT:一般
 

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