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2016/09/28

【アシスト】カブドットコム証券、ビッグデータ活用基盤として 「HPE Vertica」を導入 ~処理工数と運用管理工数の大幅削減で、 データ活用推進を実現~

| by:ウェブ管理者
株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 辰男、略記:アシスト)は、取扱製品である高速分析用データベース「HPE Vertica」(開発元:Hewlett Packard Enterprise)がカブドットコム証券株式会社(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長:齋藤 正勝、以下 カブドットコム証券)のビッグデータ活用基盤として導入されたことを発表します。

インターネット専業の証券会社として三菱UFJフィナンシャル・グループの中でネット金融サービスの中核を担うカブドットコム証券では、「顧客投資成績重視の経営」を経営理念に掲げ、「完全システム内製化(自社開発・運用)」により、特色あるサービス展開と高い経営効率を同時に実現しています。また、フィンテック(Fintech)の機運が高まる中、2016年1月に「kabu.com Fintech-Lab」を設立し、グループ各社との連携によるイノベーション創出等の活動を通じて、金融サービスの発展に貢献しています。

カブドットコム証券では、商材やサービスの開発、顧客満足度向上を目指し、営業や営業企画部門が約定データなどの取引情報を活用できるよう、DWH(データウェアハウス)システムを構築・運用しています。しかし、データ量の増大に伴うレスポンスの悪化や、ユーザの必要とするデータが格納されていないこと、データ活用には複雑な操作や加工処理が必要なため利用者が限られてしまうこと等、いくつかの問題が顕在化していました。

これらの問題を抜本的に解決し、ビッグデータ活用をより促進するため、同社はDWHシステムの刷新と、新たなビッグデータ基盤の構築を決断しました。DWHシステムで利用するデータベースには、大量データの検索処理性能に優れる「列指向型データベース」製品の採用を検討し、同社の課題解決に最適と判断されたのが「HPE Vertica」でした。

HPE Verticaの主な採用理由は以下のとおりです。

・30分間隔でデータを更新し、常に最新情報に基づくデータ分析が可能
・テーブル設計や処理性能向上を目的としたインデックス管理が不要なアーキ
 テクチャであり、運用性が非常に優れている
・サーバノードを追加していくことで性能と容量をリニアにスケールアウトで
 きるため、導入時の厳密なサイジングが不要、かつ将来の拡張にも柔軟に対
 応可能
・業務に必要な容量に応じてテラバイトからペタバイトレベルまで自由にサイ
 ズ選択可能な課金体系のため、スモールスタートが可能

新しいビッグデータ基盤は、2016年2月にデータベース設計作業を開始し、アシストの構築/実装支援サービスを利用して同年5月にカットオーバーしました。導入効果は以下のとおりです。

・4億件のデータ集計において30分を要していた処理が2秒に短縮
・運用管理作業が大幅に改善され、DB管理者の工数が50%削減
・データの精度と鮮度の向上により、利用者の裾野が拡大

本システム更改により、それまでは経営層でなければ把握が難しかった経営上のKPIの数値が現場の社員でも容易に取得できるようになり、数字やデータを基にした仕事のスタイルが急速に社内で根付きつつあります。

カブドットコム証券では、今後も同社のシステムやニーズを理解したアシストの支援を活用し、同社のビジネス施策が市場全体のシェアに与えた影響を他社が公開しているデータやオープンデータから分析し、ビジネス戦略のさらなる精緻化を図っていきます。将来的には市場の予測分析も実現し、ビジネスにより先手を打てるようになることを目指しています。


原文はこちら
https://www.atpress.ne.jp/news/112807

17:03 | IT:一般
 

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