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2017/07/07

【アクセンチュア】アクセンチュア最新レポート―2035年には人工知能によって16業界で平均38%の増収が可能

| by:ウェブ管理者
【ニューヨーク発:2017年6月21日】
アクセンチュア(NYSE:ACN)の最新レポートによると、企業は人工知能(AI)を最大活用することで、2035年までに収益を平均で38%向上できる可能性がある結果となりました。企業のAI活用が進むことで、先進12カ国(*1)における16の業界(*2)で、新たに年間14兆ドルの粗付加価値(GVA:製品・サービスによって生み出される価値を示すGDPにほぼ相当)の創出が可能になります。

(*1) 対象国は、日本、米国、フィンランド、英国、スウェーデン、オランダ、ドイツ、オーストリア、フランス、ベルギー、スペイン、イタリア
(*2) 対象業界は、情報通信、製造、金融サービス、卸売・小売、運輸・倉庫、専門サービス、ヘルスケア、建設、農林水産、宿泊・飲食、水道・電気・ガス、アート・エンターテインメント、福祉サービス、公共サービス、教育、その他サービス

アクセンチュアの最高技術責任者(CTO)兼最高イノベーション責任者(CIO)であるポール・ドーアティ(Paul Daugherty)は次のように述べています。「AIは、企業の競争環境や成長手段を根本的に変えるものであり、収益性を高める可能性を秘めた、まったく新しい生産要素です。企業は、この重要な機会を活かすために、“ひと”を最優先に据えたAI戦略を策定するほか、成果の創出や、“ひと”の想像力、クリエイティビティ、イノベーション力の向上に繋がる倫理的・道徳的価値観に基づいたAIシステムを開発することが急務です。」

アクセンチュア・リサーチは、フロンティア・エコノミクスと共同で本レポートを作成し、AIが経済に与える潜在的なインパクトをGVAの指標に基づいて算出しました。調査対象となった16の業界において、AI活用が進まないケースを想定した「ベースラインシナリオ」と、AIの影響力が市場に浸透した場合に期待される経済成長を示す「AIシナリオ」で経済成長率を比較した結果、AIは2035年時点の経済成長率を加重平均で1.7%向上させる可能性があることが明らかになりました。

「ベースラインシナリオ」でのGVA成長率と比べて、「AIシナリオ」でのGVA成長率が2035年時点で特に増加する業界は、情報通信(4.8%増加)と製造(4.4%)、金融サービス(4.3%)で、「AIシナリオ」では、この3業界だけで2035年に6兆ドルのGVAが新たに生まれると予測されています。生産性の伸びがもともと緩やかな労働集約型の業界においてもGVAの大幅な増加が予測されており、教育業界では1,090億ドル、社会福祉業界では2,160億ドルの増加が見込まれます。


原文はこちら
https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20170705

18:02 | IT:一般
 

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