金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【IT業界ニュース】 >> 記事詳細

2022/08/16

【ジェイ・ディー・パワー ジャパン】J.D. パワー 2022年米国ファイナンシャル・アドバイザー満足度調査~証券会社が新たな人材を獲得するためにはブランド・エバンジェリスト*1となるアドバイザーが必要

| by:ウェブ管理者
CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である J.D. Power(本社:米国ミシガン州 トロイ)は、現地時間7月6日に、J.D. Power 2022 U.S. Financial Advisor Satisfaction StudySM(J.D. パワー 2022年米国ファイナンシャル・アドバイザー満足度調査)の結果を発表した。
本調査は、年に1回、証券会社に所属した「従業員アドバイザー(Employee)」と証券会社と提携しているものの 独立した「独立系アドバイザー(Independent)」の2部門に分け、6つのファクターに基づいてファイナンシャル・ アドバイザーの証券会社に対する満足度を測定している。 

*1 会社に対する満足度・ロイヤルティが最も高いファイナンシャル・アドバイザー。

エドワード・ジョーンズ、コモンウェルスが各部門で首位
「大退職時代」の大量離職が全国的な現象となるずっと以前から、証券会社はファイナンシャル・アドバイザーの退職を抑え、新しい人材を獲得することに苦労していた。本調査によると、テクノロジーと新型コロナウイルス流行による混乱が相まってこの課題はさらに悪化し、ワイヤーハウス*2 に所属した従業員アドバイザーの15%、独立系アドバイザーの7%が今後2年間に会社を辞めるリスクがあると分類された。

*2 個人向け証券業を営む大手証券会社。本調査ではメリル、モルガン・スタンレー、UBS、ウェルス・ファーゴを指す。

2022年調査の主なポイントは以下の通り:

アドバイザーのロイヤルティは低下
本年調査では、すべての部門でアドバイザーの離職リスクが高まった。ワイヤーハウスでは、15%のアドバイザーが今後1~2年の間に退職することを検討しており、最もリスクが高かった。独立系アドバイザーの7%がリスクを抱えるカテゴリーに分類された。

テクノロジー、競争力の高い商品、企業文化がアドバイザーの支持獲得に寄与
ブランド・エバンジェリストの91%が、過去2年間に会社が提供したテクノロジーが改善されたと回答した。同様に、79%が「会社が競争力の高い商品・サービスを提供している」と回答し、74%が「会社の経営陣が力強い企業文化を育んでいる」と回答した。

従業員アドバイザーの満足度は、在職期間が長いほど大きく低下
独立系アドバイザーの総合満足度は在職期間に関係なく比較的一貫しているが、従業員アドバイザーの場合は業界在職期間の長さに応じて大きく低下した。総合満足度は、在職10年未満の従業員アドバイザーで741ポイント(1,000ポイント満点)、在職10年以上20年未満で689ポイント、在職20年以上では658ポイントに低下した。経験豊富なアドバイザーは明らかに重要な知識・経験といった資産を蓄積している。アドバイザーが退社した場合には、その資産が会社を離れる場合が非常に多く、大きなリスクを意味する。

アドバイザーはオフィスへの出社を希望
希望するワークスタイルについて、62%のアドバイザーが「ほとんどオフィスにいる(38%)」または「フルタイムでオフィスにいる(24%)」と回答した。総合満足度は、現在フルタイムでオフィスに出社しているアドバイザーの間で最も高く(791ポイント)、次いでほとんどの時間オフィスで働いているアドバイザーの間で高い(778ポイント)結果となった。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000042677.html

15:03 | IT:一般
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.