当社は、「パブリックに加え、プライベート領域の拡大・強化」を推進しており、個人や法人のお客様に対して包括的な資産管理サービスを提供する「ウェルス・マネジメント部門」、個人投資家や機関投資家に対して投資商品・サービスを提供する「インベストメント・マネジメント部門」、金融商品の販売・トレーディングや投資銀行サービスを提供する「ホールセール部門」の3部門体制で、お客様のニーズに応えてきました。 各国におけるインフレの進行、金利環境の変化、資産運用立国の実現に向けた動きの加速といった大きな潮流の中、当社の銀行・信託機能を活用することでより多様かつ質の高いサービスを提供する取組みを強化することが重要であると考えています。 バンキング部門を新設し、野村信託銀行とNomura Bank (Luxembourg) S.A.の強みである「プライベート」「オーダーメイド」といった特長を活かしてお客様の資産形成や円滑な資産承継、さまざまな資金ニーズにお応えしていきます。
グループCEOの奥田健太郎は、「昨年当社は、2030年に向けた経営ビジョン“Reaching for Sustainable Growth”を実現させる戦略の一つとして、バンキング・ビジネスをグループ第4の柱として強化することを打ち出しました。部門の新設はその一環です。金融資本市場の発展に注力してきたグループならではの商品・サービスを、より幅広いお客様にご提供できるよう、スピード感を持って取り組んでいきます」と述べています。