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2015/05/25

【日本IBM】八十二銀行のモバイルシステム、セキュリティー対策で行外の利用を支援~行内と行外利用を自動判別し、利便性向上とセキュリティー強化を同時に実現

| by:ウェブ管理者
日本IBMは、株式会社八十二銀行(頭取:湯本昭一、以下 八十二銀行)が本日より稼働を開始したモバイルシステムの構築を支援し、行外からの利用を自動判別して必要な機能だけを使えるよう自動切り替えすることで、モバイルシステムの利便性向上とセキュリティー強化を同時に実現しました。

モバイル端末の普及が広がる中、金融機関においても外訪活動に活用し、さらなる営業力強化や業務効率化が求められています。一方、モバイルシステムの構築においては、より一層のセキュリティー対策が必要であり、業務における利便性向上とセキュリティー強化の両面を実現することが重要となっています。

稼働を開始した八十二銀行のモバイルシステムは、OSの種類に関係なく使用可能な「ハイブリッドアプリ」と、「仮想デスクトップ」を特長としています。これにより、利便性とセキュリティーを兼ね備えています。

八十二銀行は、シンクライアント環境による「行内用仮想デスクトップ」を構築し、行内の既存システムは本部サーバーに処理を集中させ、クライアント端末からは入力や表示処理を行っていました。今回のモバイルシステムはこの仕組みを拡張し、行外から使用する「行外用仮想デスクトップ」を新たに追加しました。これにより、「行内用仮想デスクトップ」ではすべての業務が利用可能で、行外から利用する際には「行外用仮想デスクトップ」へと自動的に切り替えることで、利用できる業務と機能を制限して使えるようにしました。利用できる業務と機能の制限はIBMのソフトウェア製品であるIBM WebSphere Portal、IBM Notes/Domino (旧:Lotus Notes/Domino)、IBM Security Access manager (旧:Tivoli Access Manager)や、ネットワークなどのコンポーネントの機能を組み合わせて実現しました。端末の接続状況に応じてシステムが判別して切り替わるため、営業担当者は接続環境を意識することなく行内と行外を使い分けることができます。

また、仮想デスクトップを活用しているため、アプリケーションやデータを端末で保持せず、セキュリティーの強化を図っています。さらに、システム全体として一括した運用ができ、運用保守の効率化も実現します。

外訪先の営業担当者はタブレット端末を利用し、各種商品の販売用資料を表示したり、お客様の照会に対して見やすい画面表示で迅速に対応できるようになります。また、お客様の取引状況をタブレット端末から確認できるため、一人ひとりの必要に応じた金融商品やサービスの提案ができるようになります。さらに、紙の資料の準備が軽減されるため営業活動の時間を有効活用できます。これにより、さらなる営業力強化や業務効率化を目指します。

タブレット端末の利用は、現時点で、約500名の個人向け渉外担当者ですが、今後は、法人向け渉外担当者へも拡大していく予定です。


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2015/05/2501.html

18:06 | 金融:銀行
 

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