2014/05/13 【トレイダーズホールディングス】平成26年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | by:ウェブ管理者
このような市場環境のもと、当社グループは、子会社トレイダーズ証券株式会社(以下、「トレイダーズ証券」といいます。)における『みんなのFX』(外国為替証拠金取引)及び『みんなのバイナリー』(外国為替オプション取引)を主軸事業として収益の拡大を図ってまいりました。『みんなのFX』は、上半期に前年同期を上回る収益を確保したものの、第4四半期以降、米ドル/円相場のボラティリティ低下を主因として顧客取引量が減少したことで収益が伸び悩みました。また、『みんなのバイナリー』は、平成25年11月11日に個人向け店頭バイナリーオプション取引の新たな規制に対応した新商品をリリースしましたが、他社とのサービス競争が一層激しくなり、収益は前期を下回りました。 以上の結果、『みんなのFX』及び『みんなのバイナリー』を合計した当連結会計年度のトレーディング損益は前期を234,400千円下回る2,452,740千円(前期比8.7%減)となり、受入手数料を含めた当連結会計年度の営業収益合計は、前期を195,806千円下回る2,565,785千円(前年同期比7.1%減)となりました。 一方、営業費用は、広告宣伝費を抑えたことで取引関係費が652,751千円(前期比43,922千円減、6.3%減)に減少、取引システムのサーバー切替えによる保守費用(器具備品費)削減等により不動産関連費が968,681千円(前期比19,968千円減、2.0%減)に減少したものの、インドネシアに設立した子会社PT.PIALANG JEPANG BERJANGKA(インドネシアにおける商品先物取引所取引仲介業)の開業準備、関連会社である株式会社ZEエナジー(バイオマス発電システムの製造及び販売)に対する業務支援、その他業務委託報酬が増加したこと等により、人件費が715,298千円(前期比100,725千円増、16.4%増)に増加しました。以上の結果、当連結会計年度の販売費及び一般管理費は前期に比べ114,838千円増加し、2,584,505千円(前期比4.6%増)となりました。 営業外収益は、為替差益4,916千円及び投資事業組合運用益9,110千円の計上等により16,381千円(前期比10,326千円、170.6%増)となり、営業外費用は、支払利息51,404千円、資金調達費用56,177千円及び持分法による投資損失10,845千円等の計上により119,978千円(前期比45,858千円増、61.9%増)となった結果、当連結会計年度は経常損失129,317千円(前期比346,176千円減)となりました。 特別利益は、金融商品取引責任準備金戻入29,449千円等の計上により34,005千円(前期比13,815千円増、68.4%増)となりました。一方、特別損失は、取引所為替証拠金取引である『みんなの365』の取扱いを終了したことによる事業整理損41,090千円に加え、投資有価証券評価損34,412千円を計上したことにより75,502千円(前期比70,008千円増、1,274.2%増)となりました。 また、当社個別損益計算書において、当事業年度末に当社の連結子会社であるトレイダーズフィナンシャル株式会社に対する投資額の実質価額が、当社帳簿価額と比較して著しく乖離する状況となったため減損処理を行い、関係会社株式評価損99,000千円を特別損失として計上いたしましたが、当連結会計年度の損益に対する影響はありません。以上の結果、当連結会計年度は、175,257千円(前期比404,279千円減)の当期純損失となりました。 原文はこちらhttp://www.tradershd.com/tmp/timely/20140513151049_1.pdf