2014年5月22日(木)、FXオンライントレード、CXオンライントレードのシステム製品の開発を主な業務とするフラクタルシステムズは、千代田区丸の内にある東京金融取引所の大会議室において、金融業界向けセミナー「くりっく市場の魅力を探る」を開催した。
当日は、基調講演「FX市場に見る投資家の今とこれから(矢野経済研究所 白倉 和弘 氏)」のほか、講演「くりっく市場の魅力とは(東京金融取引所 大房 弘憲 氏)」、事例紹介・ITソリューション紹介「くりっく365・くりっく株365のハイブリッドシステム(フラクタルシステムズ 渡邊 将 氏、岡安商事 三野宮 康人 氏)」が行われた。続いて、白倉 和弘 氏、大橋 ひろこ 氏、田代 岳 氏の3氏による対談「投資家目線からのくりっく市場」、最後に、フラクタルシステムズ 東谷 将成 氏より「戦略的、効果的なインターネット広告の潮流「プライベートDMP」とは?」が紹介された。
高速かつ高い安全性と信頼性が要求されるシステムを24時間維持するには、大きなシステム関連の設備投資と専門的な人的リソースを抱えた持続的な体制構築が必要となる一方、手数料競争が続くFX業界における収益構造が変化している中、システムを自前で資産として保持することが難しくなっている。
システムを保有したり、取引参加者にならずにくりっく365市場に参入することができる取次モデル。現在、4社(FXクリエイト、IS証券、efx.com、プレミア証券)が運用しているという。今後の取次モデル参入企業の行方に注目したい。
(取材、撮影、記事:藤野 宙志 / 編集・制作:柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )