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2011/05/13

【IIJ】平成23年3月期 決算発表

| by:ウェブ管理者

(2011/05/13)
平成23年3月期 決算発表
http://www.iij.ad.jp/IR/library/financial/pdf/IIJI4Q10J.pdf


1.平成23年3月期の連結業績(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
               営業収益       営業利益      税引前当期純利益  当社株主に帰属する当期純利益
        百万円 %    百万円 %   百万円 %         百万円 %
23年3月期  82,418 21.2   4,141 21.4  3,834 34.1       3,203 43.4
22年3月期  68,006 △2.5  3,412 16.9  2,859 40.5       2,234 57.4


(注1) 包括利益 23年3月期 2,747百万円 (15.6%) 22年3月期 2,376 百万円(-%)
(注2) 税引前当期純利益は、連結損益計算書における「法人税等及び持分法による投資損益調整前当期純利益」を表示しております。


1.経営成績
(1)連結経営成績に関する分析
① 当連結会計年度(平成23年3月期)の連結業績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、期初より企業収益の改善や設備投資の持ち直しなど緩やかな景気回復の兆しが見られたものの、夏場以降は円高進行による輸出減少及び景気対策終了による個人消費の弱含み等にて景気改善は足踏み状態となりました。先行き
につきましては、海外経済改善や各種政策効果等を背景に改善傾向が続くことが期待されるものの、東日本大震災による影響や金融資本市場及び原油価格の動向等に留意が必要な状況です。
 
当社グループが関連するデータ通信市場におきましては、クラウドコンピューティングへの注目の急速な高まりもあり、アウトソーシングサービス分野への需要は引き続き堅調に推移しました。システムインテグレーション分野では、案件需要はあるものの中小型案
件が中心であり、企業の設備投資に対する慎重な姿勢が続きました。案件や受注残高推移より今後の需要回復に期待感はありますが、東日本大震災の影響もあり本格的な復調時期はまだ不透明であります。
 
このような状況の中、当社グループは、従前からのネットワーク関連サービスの提供及び拡充に加え、クラウドコンピューティングサービス「IIJ GIO」の提供開始、外国為替証拠金取引(FX)プラットフォームの開発及び提供並びにiPad等端末の遠隔管理サービスの提供等、新サービス及びソリューションラインナップの拡充を積極的に推進いたしました。併せて、クラウドコンピューティングの急速な普及に備え、モジュール型データセンターの建設及びサーバ設備等の拡充を行いました。また、当社グループの事業スケールの拡大及び顧客基盤の拡充を図るべく、平成22年9月1日付けにて㈱IIJグローバルソリューションズ(以下、「IIJグローバル」といいます。)をAT&T ジャパン LLCからの事業譲受により完全子会社といたしました。
当連結会計年度における営業収益につきまして、ネットワークサービス売上高は、IIJグローバルの子会社化による売上寄与(7ヶ月分)及びアウトソーシング売上高の継続伸張等があり、前年同期比39.7%増の51,662百万円(前年同期 36,973百万円)となりました。システムインテグレーション売上高は、案件獲得によるシステム構築売上の増加及びIIJ GIOの積み上げがあったものの、第1四半期から生じた1大口顧客の取引縮小影響が大きく、また案件の中小型化傾向、震災による案件遅延影響等もあり、前年同期比2.1%減の29,444百万円(前年同期 30,071百万円)となりました。これらより、営業収益は前年同期比21.2%増の82,418百万円(前年同期 68,006百万円)となりました。
 
当連結会計年度の営業利益は、システムインテグレーションにおける個別大口取引縮小による利益の大幅減少要因があったものの、ネットワークサービスの売上総利益の増加及びATM運営事業の損失規模の縮小等により、前年同期比21.4%増の4,141百万円(前年同期
3,412百万円)となりました。
 
当連結会計年度の税引前当期純利益(法人税等及び持分法による投資損益調整前当期純利益)は、営業利益の増加に加え投資有価証券減損損失の減少等によりその他の費用が減少し、前年同期比34.1%増の3,834百万円(前年同期 2,859百万円)となりました。当社株
主に帰属する当期純利益は、法人税等調整額(損)の減少等により、前年同期比43.4%増の3,203百万円(前年同期 2,234百万円)となりました。
 
セグメント別では、当連結会計年度のネットワークサービス及びシステムインテグレーション(SI)事業の営業収益は、前年同期比20.7%増の82,357百万円(前年同期 68,228百万円)となり、営業利益は、前年同期比8.5%増の4,813百万円(前年同期 4,435百万
円)となりました。当連結会計年度のATM運営事業の営業収益は、前年同期比150.0%増の516百万円(前年同期 207百万円)となり、営業損失は、売上高増加及び全般的なコスト抑制により前年同期比35.8%減の643百万円(前年同期 1,001百万円の営業損失)となりました。


17:47 | 決算&開示データ
 

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