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2015/02/25

【IIJ】IIJ、インターネットの最新の技術動向・セキュリティ情報のレポート「Internet Infrastructure Review」Vol.26を発行

| by:ウェブ管理者
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、インターネットの基盤技術に関する最新動向や、セキュリティ情報を紹介する技術レポート「Internet Infrastructure Review (IIR)」のVol.26 を本日発行いたしました。
今号では2014年10月から12月までの3ヵ月間に発生したインシデントと期間中に発生したセキュリティ関連の着目すべき事象について解説をしています。さらに、IIJ GIO(ジオ)サービスの最新状況とサービス基盤の開発、安定運用の維持活動、仮想ディスクストレージ「UKAI」について取り上げます。
今号のトピックは以下のとおりです。

期間内のインシデント動向
米国の大手映画会社に対する攻撃が行われ、社内ITシステムが使えなくなると同時に、多くの情報が盗まれ、その一部が公開される事件が発生した。
ドメイン名のレジストリやレジストラに対する攻撃により、登録情報を不正に書き換えられ、不正なサイトへ誘導する事件が複数発生。影響は国内の大手企業にも及んだ。
国内企業のWebサイトが改ざんされ、別のWebサイトに誘導されたり、フィッシングサイトに利用される事件も継続して発生している。

フォーカスリサーチ
レジストリ登録情報改ざんによるドメインハイジャックの手法を説明。レジストリ登録情報改ざんの対策は、レジストリやレジストラでは、システム上の脆弱性の修正、アカウント認証機能の強化、レジストリロック機能の提供が必要となる。また、ドメインの登録者は、使用端末のパッチ適用、レジストラが提供するセキュリティ機能を使用する、パスワードを使い回さない、ドメインの登録情報の定期的な監視という対策が必要となる。
IIJでは、端末のメモリ内に潜む脅威の痕跡(IOC:Indicator of Compromise)をスキャンするツール「openioc_scan」を実装した。本文では汎用的なIOCに関する検討結果をあわせて紹介。
不正ログイン事件が多発する状況を受け、ID管理・ID連携技術が見直されている。ID・トークン・クレデンシャルと認証・認可・アクセス制御に関する一般的な考え方を解説。

第2回 クラウドサービス「IIJ GIO」の紹介
IIJ GIOサービスは2015年度にSAP本番環境を運用できるサービスの提供と、マルチクラウドサービスの展開を予定している。
サービス基盤を安定して運用するために、IIJ GIOでは大量の機器の効率的な運用検討と、ソフトウェアのライフサイクル管理の適正化を実施している。また、基盤開発のために多面的な情報収集と検証を組織的に行っている(具体的な取り組み内容は本文で紹介)。

仮想ディスクストレージ「UKAI」
UKAIは位置管理が困難な仮想ディスクの実データ配置を、柔軟に制御できるストレージシステムである。
UKAIは、1)管理者が仮想ディスクの実データ配置場所を制御可能にすること 2)ネットワーク遅延が均一でない環境で実用的に動作すること 3)障害に対する冗長性  を目的に設計されている。
UKAIの設計を検証するための実装では、1)既存のハイパーバイザーとの親和性 2)分散システムによる一点障害の排除 3)クラウドコントローラとの連携  について配慮しており、現在プロトタイプを公開している。

以下のサイトでIIRの全文をご覧いただけます。
http://www.iij.ad.jp/company/development/report/iir/index.html


原文はこちら
http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2015/0225-2.html

17:01 | IT:一般
 

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