【日本取引所グループ 】日本取引所グループと韓国取引所が覚書(LOI)を締結
http://www.jpx.co.jp/news-releases/130424_a.html
株式会社日本取引所グループと韓国取引所(KRX)は、本日、TOPIXオプションをKRXに上場することを目的とした覚書(LOI)を締結しました。本LOIに基づき、両社は、2014年内に韓国ウォン建てのTOPIXオプション取引をKRXにおいて開始すべく、準備を進めてまいります。
TOPIXは、東証市場第一部に上場しているすべての日本企業を対象とした、時価総額加重型の株価指数です。日本取引所グループ傘下の株式会社東京証券取引所では、TOPIXを対象とした先物及びオプション取引を上場しており、日本株ポートフォリオの有効なヘッジ手段として取引が行われております。
一方KRXは、世界有数の規模を誇るデリバティブ市場を有しております。デリバティブ取引の普及度が高い韓国にTOPIXオプションを上場することにより、韓国投資家に日本市場への新たなアクセス手段を提供するとともに、日本市場との裁定取引等による価格透明性及び市場効率性の向上などの相乗効果も期待されます。
斉藤惇(さいとうあつし)日本取引所グループCEOは、「この度、韓国取引所とLOIが締結できたことを光栄に思います。両取引所は、協力関係強化のために2011年に締結したMOUをもとに検討を続けてきており、今回のLOIは、TOPIXオプションの相互上場に向けた詳細な検討を開始するために、更に具体的な内容へと発展させたものです。アジアを代表する両取引所が緊密な協力関係を構築することにより、両国資本市場の更なる発展に寄与するものと確信しております。」と述べています。
Bong Soo Kim(ボンスー・キム)韓国取引所会長兼CEOは、「近年、取引所の果たす役割はグローバルな規模で急速に拡大しており、取引所間の連携は、成長戦略の重要な一翼を担ってきております。特に、日本取引所グループとの関係を強化することにより、アジアを代表する取引所間での連携構築を通じて、両国市場間の資本移動の円滑化と競争力強化に貢献するものと考えます。我々の協力関係が、アジア域内における取引所間連携を促進することを期待しております。」と述べています。
株式会社日本取引所グループ
株式会社日本取引所グループは、世界を代表する取引所であり、アジア太平洋地域で最大規模の証券取引所である株式会社東京証券取引所と、主要デリバティブ取引所である株式会社大阪証券取引所の経営統合により、本年1月1日に設立された持株会社です。1月4日には、自社株式を、東京証券取引所にも上場しています。東京証券取引所と大阪証券取引所は、あわせて概算で時価総額3.8兆US ドル(=約350兆円)(2013 年2月末)の株式市場を有するほか、日本を代表するデリバティブ取引である、日経225先物、TOPIX 先物、国債証券先物等の取扱いを行っています。
韓国取引所 Korea Exchange(KRX)
韓国取引所は、現物株式とデリバティブを扱う韓国唯一の取引所で、売買から清算・決済までのサービスをワン・ストップで投資者に提供しています。世界有数の規模を誇るデリバティブ市場においては、個別株、株価指数、債券、金利、為替やコモディティなど、幅広いアセットクラスのデリバティブ商品を提供しております。KOSPI及びKOSPI200はKRXが商標登録をしている韓国を代表する株価指数です。